- 作者: 藤井太洋
- 出版社/メーカー: Amazon Publishing
- 発売日: 2018/10/23
- メディア: Kindle版
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シェアハウスに住むエンジニアの山科とコンサルタントの飛美は、中古のコンパニオン用の人型ロボット「パドル」を引き取る。非力で実務的なことは何一つできない代物だったが、ソフトウェアをいじり遊ぶうちに二人はある活用法を思いつく。彼らの目論見は的中し事業化に成功するのだが・・・
続きを読むシェアハウスに住むエンジニアの山科とコンサルタントの飛美は、中古のコンパニオン用の人型ロボット「パドル」を引き取る。非力で実務的なことは何一つできない代物だったが、ソフトウェアをいじり遊ぶうちに二人はある活用法を思いつく。彼らの目論見は的中し事業化に成功するのだが・・・
続きを読む「おすすめのSF小説」みたいな話題ではかならず名前を目にする本作。
他作品なんかでもネタとして参照されたりするので「人類を超越した存在が地球を見守っている」程度の大雑把な概要は知っていたんだけど、それが物語としてどう展開していくのか気になったので読んでみた。
続きを読むもともとSFの中でもディストピアものは好きなジャンルなんだけど、この作品は特にツボだった。奇しくもITと個人情報の取り扱いが全世界的な問題となっている今日において、本作のテーマは非常に興味深い。
ユートロニカのこちら側 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)
マイン社が運営する特別都市アガスティア・リゾート。その街の中で住民は音声や視覚といったあらゆるデータを企業に提供する代わりに富を与えられ、何不自由なく暮らすことができた。
続きを読むキルラキルの着想元としてもお馴染み『カエアンの聖衣』を読んでみたんだけど、奇抜な着想からの後半の加速度的に広がっていく世界観は抜群に面白かった!
人類がその生存の地を銀河中に広げたはるか未来。文明は大きくザイオード星団とカエアン文明圏との2つに別れていた。ザイオード人はカエアンの衣装絶対主義に非人間的さと敵対意識を感じつつ、その卓越した美への抗えぬ魅力も感じていた。
服飾家ペデル・フォーバースは「実業家」リアトル・マストに唆され、難破したカエアンの貿易船から衣装を引き上げる仕事を共にする。その中で、ペデルは一着のスーツに魅入られる。
一方、文明圏の境界では文化人類学者アマラ・コール率いるカラン号は来るべき文明の衝突に備え、カエアンについて調査を行っていた。奇妙なまでに衣装に執着する文化は一体どこから生じたのだろうか。
続きを読むそろそろアニゴジの二作目が公開されるということで、それに先駆けて出版された小説2作目『プロジェクト・メカゴジラ』を読んでみた。
前作に続いて人類が地球を放棄するまでの記録インタビューの体裁を取り、人類の敗北が決定的なものとしてしまったメカゴジラ計画の失敗にまつわる顛末や唯一の「勝利」とされたオペレーション・エターナルライトの真実、そして地球に残された人々の存在が明かされる。
続きを読む前巻に引き続き、メタルギアソリッド2のノベライズ『メタルギア ソリッド サブスタンスⅡ マンハッタン』を読んでみた。
メタルギア ソリッド サブスタンス (2) マンハッタン (角川文庫)
原作ゲームでのメタルギア・ソリッド2はというと、主人公がいきなり雷電に交代したりストーリーの筋が複雑だったり前作の水準からするとテクノロジーレベルが飛躍しすぎていたりで、はっきり言ってシリーズの中では不人気なタイトルである。
メタルギアソリッド2 サブスタンス PlayStation 2 the Best
ただ、黒幕であるところの「愛国者達」が姿を表しその恐るべき陰謀が明かされる、メタルギアを巡るの物語において欠かすことのできない重要な作品でもある。
続きを読む前々(ピースウォーカー・ファントムペイン)から思っていたが、やはりこの著者の作品とは相性が悪い。Amazonレビューはもとより諸々の感想サイト見ても概ね好評っぽいんだけど、僕はイマイチに感じた。
メタルギア ソリッド サブスタンスI シャドー・モセス (角川文庫)