そんな今日この頃でして、、、

コード書いたり映画みたり。努力は苦手だから「楽しいこと」を探していきたい。

書を捨てよ戦場へ出よう、『ARMORED CORE VERDICT DAY』感想

ここ二週間、家にいる時は寝るか飯喰ってるかアーマード・コア ヴァーディクトデイやってるかの3択になってる気がする。


ARMORED CORE VERDICT DAY HD Promotion ...

機動力重視の軽量二脚で壁を蹴って縦横無尽にマップを動きまわり機動攻撃。

高威力の武器を万載したタンクで防御力にものを言わせた飽和攻撃。

超射程の武器と自動迎撃装置を搭載した逆関節で高所を陣取り、相手の射程外から狙撃。

ミッションをクリアして新しいパーツを買い揃え、新たな戦法ができるようになるのが実に楽しい。


アーマードコアシリーズは言わずと知れた、パーツを組み合わせてロボットを作り戦闘を行うゲームである。

シリーズ伝統の通り本作も結構な難ゲーで、慣れないとチュートリアルですら死ぬ。

僕は初っ端から空飛ぶ雑魚MTと盾持ちMTに何度も殺された…

一周後のパーツを使っても序盤の面ですらそこまで無双できるわけではない。

それでも過去作からすると比較的ぬるめの設定にはなっていて、エイムが追いつかないほど超機動を見せる敵は居ないし、(よほど間違ったアセンブリさえしなければ)当たれば即死確定な攻撃をしてくる巨大兵器もいないのは個人的には良調整だと思う。


この手のユーザーのテクニックを要求するゲームはバランスを取るのが難しいところで、難しくすればクリアした時の爽快感が増す代わり、あまりハードルを上げると脱落するユーザーが多くなってしまう。

そのため大抵のゲームには往々にして救済措置が用意されていて、例えば

  1. 負け続けるとステータスが上がるとか敵が弱体化するとか

  2. バランスブレイカーな武器が用意されてる

  3. 特定の戦法に対して極端に弱く設定されている

なんてことがある。

しかし、この辺りはネット対戦もあり攻略Wikiなんかで情報が直ぐに広がる昨今ではゲーム性を損ねる結果になりかねない。


そういった点で今作はゲーム性の設計が優れているように思う。

ソロで厳しければ自分の苦手とする役割をこなすUNACを作成して僚機として連れて行けば良いし、それでもダメならネット上から傭兵を雇えば良い。

この傭兵を雇うというプロセスも実に工夫されていて、簡易雇用を使えば全く面識のないプレイヤーでも勝手にアサインしてくれる。

僕はアクションゲームがそれほど得意ではないので、ストーリー後半の死神部との連戦やボス戦はUNACを使っても全く勝てる気がしなかったが、簡易雇用での助っ人の引きに助けられてすんなりクリアすることができた。

そしてUNACを改良して自分が苦手な領域を担当できるようにしていくのも楽しい。


バランスという面についても、相対的に強い武器はあるがそれでも圧倒的というわけではなく、属性の釣り合いさえ取れれば割と好みの武器を選び、好きな戦法で戦える。

ネット接続が前提なこともあって、過剰に強ければ調整が入るのも良い。

それでもヒートマシンガンの有用性にはもっと早く気付けば…


あと、クリア済みのミッションに挑んで資金稼ぎできて武器集めできるし、ミッション失敗時に支払いが発生しないため際限なく赤字が膨らんでいくということがないのが嬉しい。

厳しくなってきたらタウンギャンブルさんを狩れば良いし…


今作のストーリーミッションは、かったるい探索系が少なめ。

マップも過去作のように迷子になるほど複雑なものはない。

15分位あればサクッと1ステージをカジュアルに楽しめるのが、根気に乏しい僕には凄く良かった。


更にクリア後もプレイヤー同士が3つの勢力に分かれて大戦で領地を奪いう「通常出撃」や「特別出撃」が楽しめる。

こちらは最大で4vs4のAC戦ができる。

廃人レベルのプレイヤーやガリガリにチューンナップされたUNACに当ってしまうと全くもって勝てる気はしないのだけれど、機数が多くなると相対的に個々の戦技よりも機体の相性や立ち回りが重要になってくるため、前線はUNACにまかせて自分は相手の裏をとって支援することに専念するとか、そういう楽しみ方ができるから面白い。

そんなわけで、本作は末永く楽しめそうなゲームに仕上がっている。

しかしゲームにハマってしまうと録画が全然消化できなくなるのな…