夏頃は色々あって「話題作」を全然見れなかったこともあって時期が寄ってるのが不格好だけど致し方無い。
とりあえず印象にあるのだけ。
やっぱり駄作だったと思うんだよな、『エンダーのゲーム』★
SF好きを自認する以上観とくべきだろうってことで意気揚々と初日に観に行ったんだが・・・
ここが残念だよ『エンダーのゲーム』 - そんな今日この頃でして、、、
作品世界の空気感の表現もイマイチだったし時間経過の演出もダメダメで、全体的に「軽い」印象を受けてしまった。
脅威への対処に特化された社会のディストピア性、その社会の思惑に支配された学校の閉塞感、そして画面の中で完結してしまう戦争。
原作未読の身にも要素的に面白そうな雰囲気は感じられたが、一つの映像作品として見ると決して優れているとはいえない出来なように思う。
ちなみに本作が描くべきだったと思しき雰囲気は↓の作品が上手く表現できている。
『翠星のガルガンティア 外伝・少年と巨人』感想 - そんな今日この頃でして、、、
コンテンツとしての強さを感じた『THE IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』★★★★
正直いうとあまり女の子キャッキャ系のアニメって得意ではないのだけれど、アイマスに関してはもはや物語の構造として興味深いなと思う域に達している。
『The IDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』みてきたよー - そんな今日この頃でして、、、
「トップアイドルを目指す」という物語としての目的は既に達してしまっているし、また一応の主役であるところの春香も物語を駆動するには弱いのではという印象があり、果たしてちゃんとした物語になるのだろうかという心配があったが、そんな不安を吹き飛ばす佳作だった。
やっぱ納得感がないんだよな、『スノーピアサー』★★
TL上でそれなりに評判が良かったんで観に行ったんだが、個人的にはあまり納得感が得られず楽しめなかった。
諸々のテーマ性は買うんだけどね。
ここが残念だよ『スノーピアサー』 - そんな今日この頃でして、、、
ディカプリオ圧巻の演技!『ウルフ・オブ・ウォールストリート』★★★★★
証券というもの(に限らずあらゆる商売で言えるかもれない)は実際のところ、"満足感"を売っているに過ぎない。
その空虚な数字の乱高下の中で詐欺まがいの手法で金を儲け、そのストレスから逃れるためにヤクや女に狂い、しかしそんな生活を続けるために稼ぎ・・・
『ウルフ・オブ・ウォールストリート』観たよー - そんな今日この頃でして、、、
とかく狂乱というより他ない3時間。
近いタイミングで『華麗なるギャツビー』『コズモポリス』を観ていたこともあって、色々感じ入るものがあった。
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Amazonインスタント・ビデオで『コズモポリス』観たよー - そんな今日この頃でして、、、
デトックスされすぎじゃないかね、『ロボコップ』★
ガジェットもアクションも新たになったリブート版。
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個人的には序盤のMGS然とした中東のロボット映像あたりにはグッと来るものはあったんだけど、話としては旧作の魅力だった「毒」が抜けてしまったように思う。
今見直すと旧作の表現のシュールさと、主人公への救いの無さは実に面白い。
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圧倒的な画面構成、『LIFE!』 ★★★
正直いうと苦手な「いい話系」な作品。
でも、この作品に関しては画面構成の美しさが素晴らしく、結構ダレることなく楽しめた。
『LIFE !』観てきたよー(若干ネタバレあり - そんな今日この頃でして、、、
英雄が不要となる時代に、"古き良き規範"はどう生きるか?『キャプテン・アメリカ/ウィンターソルジャー』★★★
全身兵器男が空を飛び、博士は大男に変身するようなアベンジャーズの面々の中にあってはかなり地味なキャップ。
でもそんな等身大さがアクションにおいてはむしろ映えるんだよね。
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個人的には今年一番の駄作だと思う『トランセンデンス』★
本当に21世紀の作品かよってビックリするぐらい考証が甘いし、やってることといえば結局ゾンビ映画で、ジョニデが大好きって層以外は何を楽しめば良いやら。
ここが残念だよ『トランセンデンス』 - そんな今日この頃でして、、、
エンコードされた人格を人間といえるのかとか結構面白い要素はあったはずなんだけど、そういうのを全部安直なところに収めてしまった。
良アレンジ!『オール・ユー・ニード・イズ・キル』★★★★★
予め原作を読んでから挑んだ本作。
主人公の設定からして不安だったのだけれど、蓋を開けてみれば結構悪くない改変だったように思う。
『All You Need is Kill』観てきたよー - そんな今日この頃でして、、、
今だから正直に言うと、肝心の部分で寝てた・・・『GODZILLA』★
本当に必要だったのかイマイチ分からないただただ退屈なだけの導入部から始まり、これまた必要性の分からない場面移動が続いてラストバトル。
いやさ、「特撮怪獣映画」ではそれが様式美であり、ハリウッドの技術でちゃんと作られた事自体が評価に値するのは分かる気もするんだけど、そこまで思い入れ無い身には面白く感じられなかった。
これぞ新時代のアニメ!『楽園追放 Expelled from Paradise』★★★★
映画『楽園追放 -Expelled from Paradise-』感想 - そんな今日この頃でして、、、
3Dで女性主人公でアクションSFというと、『FF』とか『アップルシード』とか『ベクシル』とか、そういう過去のしょうもない作品群が頭をよぎって不安だった。
だが、そんなのは杞憂だった。
質の高い画面ビジュアルにツボをはずさないシナリオ!
SF慣れしている身には驚きはないが、観ていて安心感ある作品だった。
全部載せ『インターステラー』★★★★★
『ゼログラビティ』的な映像主体のものかと思えば、ちゃんと泣かせる物語も盛り込み、SF的な論理ギミックも活かされている。
あらゆる層にオススメできる作品だと思う。
宇宙戦艦ヤマト? 2001年宇宙の旅? 『インターステラー』感想 - そんな今日この頃でして、、、
”胸を熱くする感動!”はちょっと違うやろ・・・『フューリー』★★★★
実車のティーガーを使ったってことをやたらと宣伝される本作。
いやもちろん対ティーガー戦の迫力は凄いんだけど、それ以外の映像表現もなかなか良かったんじゃないかなと思う。
正義とかそういう理屈なんてとうに吹っ飛び、憤怒に突き動かされて戦う男達の悲哀。
翻弄される爽快感、『ゴーン・ガール』★★★★★
元来ミステリーというジャンルはさほど好きではなかったのだが、この作品のあざやかな手法には驚かせられた。
スピード感ある演出に予想を裏切る展開、その裏で考えさせられるテーマ性。
作品の性質上多くは語れないが、これは本当にお勧めできる。
愛は身体性を超越するか?『her/世界でひとつの彼女』★★★★★
評判が良かったし今年中にと駆け込みでAmazonインスタントビデオで鑑賞。
「人工知能との恋愛」という奇抜な題材を真正面から描いたSFラブストーリー。
『her/世界でひとつの彼女』感想 - そんな今日この頃でして、、、
色彩感やBGMの質の高さにもグッと来るものがある。
あらためて振り返ると、今年も結構良い作品が多かったなーて印象がある。
歳をとると作品の見方がどんどんひねくれていってしまうけど、それでもまだまだ新鮮な驚きを味わえるのだから、映画というのは実に良い。
今年といえば『アナと雪の女王』『猿の惑星:新世紀』『X-Men: フューチャー&パスト』『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ベイマックス』あたりの話題作をおさえられなかったのが残念。
とはいえこの辺のタイトルはあと何ヶ月かすれば確実にTV放映されるだろうし、気長に待つか。