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そんな今日この頃でして、、、

コード書いたり映画みたり。努力は苦手だから「楽しいこと」を探していきたい。

『翠星のガルガンティア ~遥か、邂逅の大地~』下巻 感想

翠星のガルガンティア 小説

ついに完結!

翠星のガルガンティア ~遥か、邂逅の天地~ 下

翠星のガルガンティア ~遥か、邂逅の天地~ 下

  • 作者: 谷村大四郎,村田和也,鳴子ハナハル,(キャラクターデザイン)鳴子ハナハル,(メカニックデザイン)石渡マコト(ニトロプラス),(原作)オケアノス,(協力)「翠星のガルガンティア」製作委員会
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
  • 発売日: 2016/03/30
  • メディア: 単行本
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上巻の引っかかりどころはちゃんと回収

実のところをいうと上巻に関してはあまり良い印象を持っていなくて、 TVシリーズではかなり緻密に物語の要素が設計されていたのに比べてしまうと、 SF的な説得力に欠けるように感じていた。

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その一つが物語の根幹たる 武闘の儀 で、 あれだけシビアな世界観でそんな茶番感あるものが受け入れられるだろうかと思っていた。

だが、ここにきっちりとカラクリが用意されており、 密接に「世界の秘密」に結びついている。

このあたりあまり詳しく書くとネタバレになってしまうんだけど、 様々な違和感が物語が進むに連れて一本の線に収束していく気持ち良さ があった。

リヴのオカルト感についてはそれでもやっぱり受け付けがたいものがあるけども。

物語のバランスは悪いかも

完全に個人的な趣向の話になってしまうけど、 僕なりには物語の持って行き方はちょっと美感から外れてしまうなという印象。

いつの間にかレドが主人公になっちゃってるし、 最終局面のオチもハッキリいって好みじゃない。

(僕は舞Himeの最終話のちゃぶ台返し的なご都合主義展開がすごく嫌いだったりする)

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ファンサービス的な意味合いもあるのだとは思うけど、 むりくりキャラクター総出演みたいなことをする位だったら、 もっと物語を深めて欲しかった。


結局のところ、 「レドを始めとしたガルガンティア船団の物語の続編」と「ラッセルとスカヤを主役に据えた陸の国家の秘密を暴く物語」とを両立するには尺が足りなかったということかもしれない。

まあ分けてやったとして前者だけではネタが足りず後者だけでは単なるスピンオフになってしまうわけで、 『翠星のガルガンティア』の続編とするためには合わせ技でやるよりなかったのかもしれないが。

スナイダーとホーキンス周辺の話はもっと掘り下げても良かったと思うし、 「黒幕」だってもっと説得力ある形にできたようにも思う。

TVシリーズでは見えていた大きなテーマ性が本作では薄らいでしまっている点も気になるところ。

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そんな感じで好きゆえに文句の多い感想になってしまったが、 無論それはワクワクの裏返しでもある。

まさかそこに繋げてくるのかという驚きもあったし、 TVシリーズ・OVAのキャラクターも何かしらの形で活躍するファンサービスも十分にあった。

個人的にはこのシリーズは世界観に凄く惹かれていて、 それこそ「ガルガンティアの面々」を離れたこの世界の話をもっと見てみたいと思った次第。

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