そんな今日この頃でして、、、

コード書いたり映画みたり。努力は苦手だから「楽しいこと」を探していきたい。

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』感想

結構前から評判は知ってて積んでいたんだけど、今度映画が公開されるので、不用意にネタバレを踏んでしまうリスクを避けるために慌てて読んでみたらめちゃめちゃ面白かった!

前々作の『火星の人』は降りかかる災難にどうロジカルに対処法を組み立てるかというところが面白みだったので展開のネタバレがあったところでそこまで魅力は損なわれない印象だけど、本作に関しては「地球の危機をいかにして救うか」という未来方向への冒険と「自分は何者で、なぜ地球から遠く離れた場所にいるのか」という過去方向への謎解きが並行して進んでいき、そのページを追うごとに次々驚きの展開が訪れるのが醍醐味だったりするので未読の方は事前情報を入れずに読まれることを強くおすすめしたい

ということで以下ネタバレ注意。

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『スノウ・クラッシュ』感想

国家の影響力が弱まり、企業やマフィアが分割統治する近未来。 かつて凄腕のメタバース・ハッカーだったが今はピザ配達人をしているヒロとハイテクスケボーを駆る特急便屋の少女Y・Tは、電子ドラッグ「スノウ・クラッシュ」を巡る陰謀に巻き込まれていく。


「メタバースの祖」という触れ込みの印象に反して、物語としては現実世界側でのアクションが主軸となる。

サイボーグ番犬や車と融合した男などのSF的アイディアに満ち溢れており、特に後半に登場する秘書AIであるライブラリアンの描写には近年のLLMエージェントを連想させられた。

また、物語の核心部分に古代シュメール文明の神話をモチーフとした言語SF的な要素が関わってくることが個人的にはツボだった。

思えば「人の思考を操る祖語」というアイディアには『虐殺器官』における「虐殺の文法」に通ずるものがある。

blue1st.hateblo.jp


そんなわけで個別の要素は鮮烈なのだが、一方で物語全体としてみるといささかとっ散らかっている印象は拭えない。

個々の展開につながりが見いだせなかったり、後から考えて必要性があやしいキャラクターも多々いたり・・・

ともあれ、記念碑的な作品として押さえておく価値のある作品だと思う。

『おうむの夢と繰り人形』感想

おうむの夢と操り人形 (Kindle Single)

おうむの夢と操り人形 (Kindle Single)

 シェアハウスに住むエンジニアの山科とコンサルタントの飛美は、中古のコンパニオン用の人型ロボット「パドル」を引き取る。非力で実務的なことは何一つできない代物だったが、ソフトウェアをいじり遊ぶうちに二人はある活用法を思いつく。彼らの目論見は的中し事業化に成功するのだが・・・

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『幼年期の終わり』感想

 「おすすめのSF小説」みたいな話題ではかならず名前を目にする本作。

幼年期の終り

幼年期の終り

 他作品なんかでもネタとして参照されたりするので「人類を超越した存在が地球を見守っている」程度の大雑把な概要は知っていたんだけど、それが物語としてどう展開していくのか気になったので読んでみた。

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『ユートロニカのこちら側』感想

 もともとSFの中でもディストピアものは好きなジャンルなんだけど、この作品は特にツボだった。奇しくもITと個人情報の取り扱いが全世界的な問題となっている今日において、本作のテーマは非常に興味深い。

ユートロニカのこちら側 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

ユートロニカのこちら側 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

 マイン社が運営する特別都市アガスティア・リゾート。その街の中で住民は音声や視覚といったあらゆるデータを企業に提供する代わりに富を与えられ、何不自由なく暮らすことができた。

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『カエアンの聖衣』感想

 キルラキルの着想元としてもお馴染み『カエアンの聖衣』を読んでみたんだけど、奇抜な着想からの後半の加速度的に広がっていく世界観は抜群に面白かった!

カエアンの聖衣〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)

カエアンの聖衣〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)

 人類がその生存の地を銀河中に広げたはるか未来。文明は大きくザイオード星団とカエアン文明圏との2つに別れていた。ザイオード人はカエアンの衣装絶対主義に非人間的さと敵対意識を感じつつ、その卓越した美への抗えぬ魅力も感じていた。

 服飾家ペデル・フォーバースは「実業家」リアトル・マストに唆され、難破したカエアンの貿易船から衣装を引き上げる仕事を共にする。その中で、ペデルは一着のスーツに魅入られる。

 一方、文明圏の境界では文化人類学者アマラ・コール率いるカラン号は来るべき文明の衝突に備え、カエアンについて調査を行っていた。奇妙なまでに衣装に執着する文化は一体どこから生じたのだろうか。

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『GODZILLA プロジェクト・メカゴジラ』感想

 そろそろアニゴジの二作目が公開されるということで、それに先駆けて出版された小説2作目『プロジェクト・メカゴジラ』を読んでみた。

GODZILLA プロジェクト・メカゴジラ (角川文庫)

GODZILLA プロジェクト・メカゴジラ (角川文庫)

 前作に続いて人類が地球を放棄するまでの記録インタビューの体裁を取り、人類の敗北が決定的なものとしてしまったメカゴジラ計画の失敗にまつわる顛末や唯一の「勝利」とされたオペレーション・エターナルライトの真実、そして地球に残された人々の存在が明かされる。

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