昨日今日と風邪で何も行動できなくて、体力ないけど気力だけ有り余ってる…
週末潰れるとホント何のために生きてるんだろうって気になりますな。
さてタイトルの話。
放映時に一部界隈で評判が良くて気になってはいたものの、タイミングが合わず見逃していたので観てみたら、これが中々にアニメ・漫画好きのツボをついた作りになっていた。
ある日突然手に入れた歪な力
本作の主役は3人の高校生。
内気な少年アンドリュー、その従兄弟マット、そして同じ学校の人気者スティーブは、ふとしたキッカケで念力能力を手に入れる。
3人は仲良くなり能力で遊び回っていたが、能力が引き起こしたある事件を堺に徐々に歯車が狂い始めていく。
派手さは無いが、だからこそ「リアル」な超能力
本作で登場する超能力は、手を触れずに物を動かせる念動力のみ。
それがPOV映像とも組み合わさって、なんとも言えないリアルさを演出している。
昨今のハリウッド映画では、タイツ男が糸でビルの間を飛び回ったり、機械に身を包んだ男がビームを発射して敵をなぎ倒すような映像すらCGでかなりリアルに表現できるようになった。
だけどそういうのって、どんなに映像的にはリアルでも、大人の想像力をもって見ると感覚的にリアルになり切らないところがあって、作品に没入し切れなかったりする。
その点で本作は、なんだか手の届きそうな超能力をリアルに表現することに成功している。
最初はボールを浮かせる程度だった力を訓練で強化していき空すら飛べるようになるまでのプロセスは、なんだか少年の日の妄想を実体化させたようで、見ていて面白い。
正義や悪ではない、普通の「少年の日」
本作には悪の超科学集団もミュータントも宇宙人も出てこない。
ましてや政府の陰謀も宇宙の真理も関係ない。
徹頭徹尾少年たちの日常が舞台となり、ありがちな悩みとその中に異物として侵入してきた力が物語を駆動していく。
「少年の日」の延長にある非日常。
「大いなる力には、大いなる責任が伴う」みたいな大それたテーマもそれはそれで好きだけど、こういう日常と地続きの物語に元少年としては惹かれてしまうのだ。
二次元作品の想像力をベタに実写作品にしてくれただけでも感動!といえば『パシフィック・リム』が記憶に新しい。
あちらが7・80年代ロボットアニメをベタに実写映画化したものだとすれば、『クロニクル』は『AKIRA』とかその辺の超能力漫画を丁寧に実写化したものと言える。
昨今映像表現の進歩は目覚ましいのだけど、じゃあそれらが漫画やアニメを超越したかというとそんなことは無くて、どうしても大衆向けにする中で大味なものばかりが目立つ。
(勿論それが全部悪いってわけじゃなくて、そういう様式の中にも批評性を上手く取り込んだアメコミ映画なんかもあったりするけど)
そんな中で、本作のような二次元作品の「繊細さ」を上手く取り込んだ作品が出てきたことは興味深い。
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はてなブックマークは何だかんだで凄いすな。
ちょっと前に書いた↓の記事が言語系のTwitterアカウントで紹介されたのをキッカケにして初めてエントリー入りしたら、普段ビチグソみたいなアクセス数の我がブログでも1000アクセスとか行くんですな。
今一番(?)おいしいJavascriptフレームワーク「Meteor」触ってみた - そんな今日この頃でして、、、
前にも有名人に捕捉されてたりニュースサイトに載ったりで瞬間的にアクセス数が上がるというのは体験したけど、それでもせいぜい2~300程度だったわけで、なんだかんだはてブは一大勢力なんだなーと思い知らされた。
『Webサービスのつくり方』読んだよー - そんな今日この頃でして、、、
「日本人の名前の99%にサ行か濁音が入ってる」という噂を検証してみた。 - そんな今日この頃でして、、、
あとはてブでエントリー入りすると翌日にはグノシーからの流入もあるし。
グノシーって前日のはてブエントリー持ってきてるだけじゃね疑惑が昔あったけど、真偽はともあれ実用的にはそれで十分な気がするんだよな。