早速観に行ってきたんだけれど、席が悪くて3D酔いしたせいか、 はたまたシリーズへの思い入れが足りなかったのか、正直あまりノれなかった・・・
1984年サラ・コナーの元へ未来から殺人アンドロイドと抵抗軍兵士がやってくる一作目、 10年後の1995年息子ジョン・コナーを巡るアンドロイド同士の戦闘を描いた二作目に続くのが本作。
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一見一作目の裏側を描いたかのような始まりであったが、途中から様相が変わってくる。
1984年の時点ですでに液体金属のアンドロイドT-1000が刺客として送り込まれており、 そしてそのカウンターとして更にさかのぼってT-800、つまりシュワちゃんが送り込まれていたのだった!
一方未来でも、ジョン・コナーはアンドロイドに襲われ・・・
そんな感じで、1984年は既に僕らの知っている「過去」ではなくなっているのだ。
本作の見どころは、何と言っても色々な年齢層のシュワちゃんが見れることだろうか。
ターミネーターの外装である生体組織も経年劣化するということで、各時代でどんどん老けてゆく。
そして、役者自身の心象のような「古いけどポンコツじゃない!」という台詞。
正にシュワちゃんファンのための映画だなーという感じ。
そんなわけで、この映画の「楽しさ」自体はそれなりに分かるところなんだけども、 一本の映画としては今ひとつノれない。
金属体では時空転移できないはずなのにT-1000とかT-3000とかはどうなのよ? あたりは旧作でもあったツッコミだけども、個人的には何より時空の扱いがなー。
元々タイムパラドックスなにそれ美味しいの?なドラゴンボール時空なシリーズであり、 SF的な理屈よりは爽快なアクションを楽しむタイプな作品ではあったんだけど、 今作はそこに妙な小難しさを混ぜてしまったのが難のあるところ。
かといって例えば「最初からジョン・コナーは仕組まれた存在だったんだ!」的などんでん返しを期待すると、 そういうのがあるわけでもなく肩透かし感。
そんなわけで、旧作へのオマージュやファンサービスも一杯あって、きっとシリーズファンには美味しいんだろうなという感じはひしひし伝わってくるんだけど、 僕自身はそんなに楽しめなかったなーというのが感想になる。