そんな今日この頃でして、、、

コード書いたり映画みたり。努力は苦手だから「楽しいこと」を探していきたい。

映画『ヘイトフル・エイト』感想

「ヘイトフル・エイト」オリジナル・サウンドトラック

「ヘイトフル・エイト」オリジナル・サウンドトラック

飛び交う罵声/弾丸/血しぶき――つまりはいつものタランティーノ映画。

宣伝じゃ「密室ミステリー」と銘打たれてはいるが、 その言葉から想起されるような小難しいトリックなんかは無し。


ロクデナシどもが狭い小屋に押し込まれれば、 当然のように始まる罵り合い/小突き合い。

誰が誰を殺してもおかしくない、そんな緊張感が3時間の全編にわたって漂う。

R18指定というだけあって、差別表現どんと来い、バイオレンス描写特盛りなのだが、 それでいて目を離せないような小気味よさが感じられてしまうのは流石といったところか。


どいつもこいつも糞野郎。

だが、最後にはバックグラウンドからのいがみ合いを超え、個人の思惑を超えて、 協力して悪を倒す。

この辺りの寓話性や「大統領」観にそこはかとなく現在のアメリカの政治状況へのメッセージのようなものが感じられるような気がするのは僕の考えすぎだろうか。