一度はちゃんとした価格帯のヘッドホンを試してみたいと思っていたところ、 タイミングよくクーポンが手に入ったのでJBLのEVEREST ELITE 700を買ってみた。
諭吉級のヘッドホンは初めてということで期待半分不安半分だったんだけど、 いやー確かにこれは良い物ですな。
コンパクトな外観
開封しての第一印象は「軽い、小さい」だった。
耳をすっぽり覆うというよりは、耳の端にのせるようなイメージ。
となると眼鏡ユーザーとしては耳が痛くなるのが心配になるところだが、 このヘッドホンはクッショが良いのか圧のかけ方が適切なのか、 本体の軽さも手伝ってそれほど圧迫感を感じることがない。
折りたたむこともできて、付属のキャリングケースにしまって持ち運ぶこともできる。
ノイズキャンセリング
これまでも「パッシブノイズキャンセリング」を謳うKOSSのQZ99は持っていた。
【国内正規品】KOSS 密閉型オーバーヘッドヘッドホン パッシブタイプノイズキャンセリング搭載 QZ99
- 出版社/メーカー: Koss
- 発売日: 2004/11/11
- メディア: エレクトロニクス
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パッシブノイズキャンセリングとは要するにゴツい筐体で耳をすっぽり覆って外界の音を遮断するというごく単純な方式のことだ。
これはシンプルながら効果的で、QZ99の物々しいイヤーカップで耳を覆うと、 確かにしっかりと外界の音をシャットアウトしてくれる。
ただ、その分結構重さがあって長時間の使用ではストレスになってくるし、 何より今の時期だと耳周りがすぐに蒸れてくるのが不快だったりする。
一方で今回のEVEREST ELITE 700は外界の音と逆位相の波を生じさせることで消音するアクティブノイズキャンセリング方式。
純粋にガジェット好きとしてこの方式の製品は気になっていた一方で、ホワイトノイズの不快さが指摘されていたのも気になり、 価格帯の高さも手伝ってこれまで手を出せずにいたのだが・・・
流石に高価格機といったところか、少なくとも僕は不快さを感じることなく使用できている。
電源を入れるとスーッとエアコンや冷蔵庫の音が消えていくのだが、 QZ99のような耳を塞いだような感覚が無いのが良い。
Bluetooth
EVEREST ELITE 700のもう一個の売りがBluetoothによるワイヤレス接続。
実は結構前にBluetooth接続のヘッドホンというのを試しに買ってみたことがあったのだが、 その時はバッテリーが全然持たないとか接続がシビアでプチプチ切れるとか、 あと専用充電器が見つからないといった理由ですぐ使わなくなってしまっていた。
そんなわけで正直なところ本品もあまり期待していなくて、 最悪有線接続でも使えるし・・・ぐらいに思っていたのだが、 規格の進歩なのか製品が良いのか、これが非常に快適に仕上がっている。
まず接続性。
タブレットと接続して音楽を聞きながら隣の部屋で家事をこなしに行ってもちゃんと聴こえる!
これまで頭から線たらしてあたふたしながら作業していたのが馬鹿みたいだ。
バッテリー持ちも安心の15時間!
チマチマ充電しないで良い。
そして充電端子もスマホなどで一般的なマイクロUSBなのも良い。
今時部屋のどこかに一つはあるわけで、充電器をさがして右往左往する必要がない。
そんなわけでテクノロジーの進歩に妙に感動しながら、とても快適に使っている今日この頃。
もう一個ついでで言えば、付属の有線接続ケーブルのほうにマイクが付いているのも気が利いていて良いですな。
PS4のオンライン対戦を同僚とやるとき用のヘッドセットも買わなきゃなと思っていたところでもあったのだが、 それも兼ねることができる。
オートキャリブレーション機能の効果は正直なところちょっと分からないけど・・・
音響系は上を見るとキリが無いし、評論なんかもどこまで鵜呑みにして良いのか素人的には分かりずらいところだけど、 少なくともこいつに関しては値段分の価値は感じられたから良かった。
「長期的に使うものには金を惜しむべきではない」とか「一度はどんなものでもある程度の金を出して良い物を試してみるべき」とかいった話は頭では理解しててもいざ財布を開くと決心が揺らいでしまうとこだけど、 本品には割りと納得感を持てている。
JBL【国内正規品】EVEREST ELITE 700 ワイヤレスヘッドホン Bluetooth ノイズキャンセリング 密閉ダイナミック型オーバーイヤー ブラック/ブルー V700NXTBLUGP
- 出版社/メーカー: JBL
- 発売日: 2016/02/23
- メディア: エレクトロニクス
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