今月は色々散財したこともあって映画館への足が遠のいてるんだけど、 その分プライムの方に観たいと思える作品が多く入ったようでそれなりに満たされている。
AmazonプライムビデオはPS4用のアプリがあるので、PSVRのシネマティックモードで仮想的な大画面で鑑賞できるのだ。
と言いつつ、たいていはKindleでの入浴中の鑑賞が主なんだけどね。
『12モンキーズ』
- 発売日: 2016/03/16
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機会があれば観たいと思っていたタイムリープSF作品。
2035年現在、テロ組織12モンキーズによりバラ撒かれたウィルスにより、 地上は人類の住めない世界となっていた。
僅かに生き残った人類は地下に潜り、ついにはタイムマシンを開発してこの現状の打破を図る。
ブルース・ウィリス演じる主人公コールは減刑と引き換えに、過去へ飛びこのウイルスの原体を入手するミッションを行うことになる。
人類を滅亡させるウイルスはなぜバラ撒かれたのか。12モンキーズとは何ものなのか。時折フラッシュバックする幼少の頃の記憶は何だったのか。
2035年・1990年・1996年の3つの時間軸を舞台に、コールは真相へと近づいていくが・・・
タイムリープものといえばいかにタイムパラドックスをどう扱うかが腕の見せ所なのだが、 本作はそのあたりの処理が巧みだった。
過去でどんなに奮闘しても釈迦の手の上のように結果は収束してしまう。
だが、確定されない「その後」は・・・
『アメリカン・サイコ』
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アメリカ社会の病理をシニカルに描いたブラック・コメディ作品。
恵まれた容姿、裕福な家柄、申し分ない学歴。昼は親の投資銀行の役員として椅子に座るだけの簡単なお仕事、夜は仲間とパーティー三昧。
クリスチャン・ベール演じる主人公ベイトマンは何一つ不自由が無い生活を送る一方で、 「恵まれた自分」というキャラクター性に押し込められることにストレスを抱えていた。
そんな歪みが、ベイトマンを凶行に走らせる。
ベイトマンにとってセックスも殺人も、結局のところ相対的な自分の優位性を誇示するための行為であり、 そうやって自分の価値を確認しないと自分を保てないのだ。
そんな歪みを自分でも認識していて、誰かに断罪されたいと心の底では願っていて、 だけど社会は残酷なほど無関心で・・・
本作は先に述べたようにブラック・コメディというジャンルではあるんだけど、 単に「おかしいねー、ゲラゲラ」と消化するだけではなくて、結構共感できる部分もあって心に刺さった。
僕なんかはもちろんベイトマンの何不自由無い生活とは程遠いんだけど、 それでも大学の頃なんかは「社会」の中での位置取りのために些細な服の流行に過剰に気を使って「仲間」との勝手な格付けで一喜一憂したりといった経験は恥ずかしながらあって、 本作屈指のお笑いポイントであるはずの名刺バトルも面白というよりは「ああ、その感じ分かるわー」と思ってしまった。
そういう鬱屈した生活の中で肥大化した自己愛と折り合いが取れなくなる感覚というのは割と普遍性があるんだと思う。
『ザ・レイド』
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説明不要の圧倒的なアクション!
麻薬組織が犯罪者を用心棒として住まわせる高層マンションにSWAT部隊が強制捜査に向かう。
だが、そこには罠が待ち構えていた。
尽きる弾丸、幾度となくゾンビのように襲い来る犯罪者の群れ。
弾丸・刃物・肘・膝・拳。
果たして新米捜査官ラマは妻の元に帰ることができるのか・・・
いやー、普通の映画の何倍濃縮だろうって位に全編アクションで見応え抜群だった。
銃撃からトンファーやナイフを使った武器格闘、そして空徒手拳による打撃・投げ・極めまで、あらゆるアクションがこれでもかというぐらい詰め込まれている。
特にラストバトルなんか、「え、まだ続くの!?」と思ってしまう程に敵がしぶとい。
敵の役者さんは小柄なんだけど、それを補って余りあるシラットの躍動感・説得力。
次作もプライムにあるので観ようと思う。
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犯罪ビルからのサバイバルという話の筋に既視感あるなーと思ったら『ジャッジ・ドレッド(2012)』だった。
- 発売日: 2014/09/24
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