そんな今日この頃でして、、、

コード書いたり映画みたり。努力は苦手だから「楽しいこと」を探していきたい。

『アリータ: バトル・エンジェル』感想

 SF好きとしては見逃すわけにはいかないということで4DX3D・吹き替え版を鑑賞。

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 空中都市ザレムからの廃棄物にまみれたくず鉄の町アイアンシティ。そこで医師を営んでいたイドは、ゴミ山の中に生きた少女のサイボーグの頭部を見つける。

 イドは彼女をアリータと名付け大切に育てようとするも、その意図に反してアリータは高い戦闘能力を発揮してしまう。


 まずもって見事なのがアリータの造形。単体で見るとアニメっぽく見えるのだが、それでいて実写の人間と共演できる絶妙なバランスのデザインになっている。(アイマスのVRなんかでも思うとこなんだけど、いわゆるアニメキャラの造形を普通にそのまま等身大にしちゃうとすごく「かぶりもの感」が出ちゃうんだよね。)大きめの瞳は異質感と共に幼さも感じさせられ、アリータというキャラクターの立ち位置を表現するのに一役買っていた。

 原作から変わった要素としては、アリータにはイドの亡くなった娘の身体を与えられ、娘代わりとしての立場が与えられる。そして戦いによってそれを失うと共に本来の身体に代わり、精神的にも自立する。原作のイドとの関係性と比べるといささかウェルメイドに寄せた感はあるものの、一方で「ザレムやアイアンシティにとっては本来は敵だった」という異物としてのアイデンティティを受け入れていく側面の方が強調されているようにも見えた。


 本作の流れは、原作でいうところのマカク編・ユーゴ編・モーターボール編を並列に展開するような形になっている。(さらに言えば、Wikiを読む限りではOVAの要素も大きく取り入れていそうだ。)原作未読の状態で観たので「え、あんな曰く付きっぽいボディをあっさり捨てちゃうの?」とか「ヒューゴのあれはもう一展開挟んでも良さそうなのに・・・」とか駆け足展開に感じたんだけど、原作も今の感覚で読むと展開が早いので、むしろかなり上手く再構成したものだと感心するところ。

 そしてテンポの良い展開の随所に挿入されるアクションの迫力よ!これがまた蹴りつけられた女サイボーグが壁に張り付いて落ちる表現とか片腕だけになって巨漢に立ち向かうあたりとか、しっかり原作がリスペクトされている。

 あとはサイバー伊達クズ男のザパンにCV.神谷浩史という絶妙の配役っぷりですな。原作でのその後のザパンの活躍を考えると、続編を期待せずにはいられない。


 そんなわけで原作未読でも十分に楽しめるし、原作ファンだって納得の出来になっているんじゃないかと思う。(実際世界的にも興行は成功しているようだ。)

 僕は本作を観てから原作を大人買いして今はLast Orderの中盤まで読んでるんだけど、映画から先も怒涛の展開が続いてすっかりハマってしまった。映画でもノヴァやジャシュガンはチラっと出てきたし、次につなげやすそうな終わり方をしているので、ぜひとも続編を期待したい。

銃夢(1)

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