そんな今日この頃でして、、、

コード書いたり映画みたり。努力は苦手だから「楽しいこと」を探していきたい。

分離キーボードBarocco MD600を使ってみた

 昨年末に仕事が手に付かないレベルで肩こりがひどい時期があって、以前から気になっていたこともあり分離キーボードに手を出してみた。

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キーボードの選定

 一口に分離キーボードといっても色々あって、ErgoDoxとかKinesis Advantageみたいなガチ目のやつなんかはガジェットオタク的に惹かれるものがあったんだけど、流石に仕事道具としては面白よりも確実性を取っておこうということで通常配列のまま左右に別れてるタイプを探すことに。

ergodox-ez.com

 職場も自宅もMacbook Pro日本語配列キーボードなんで理想はMac用の日本語配列なのだが、どうも探した限りでは市場にそんな製品はなさそう。Mac用英語配列のKinesis Freestyleと迷ったものの、記号の配置なんかを重視してMistelのBarocco MD600日本語配列の方を選択。


 HHKB Pro BTと並べてみた↓。ほぼ同じサイズでファンクションキーあたりが省略されてるのも同じ。

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Karabinerの設定

 MD600はそのままだとWindows用の配置になってしまうので、Karabiner-Elementsを導入して配列をいじる。

pqrs.org


 WindowsキーボードをMacで使用する上で一般的なCapslockとCntrolなどの入れ替えとかスペース横のかな・無変換をMacのかな・英数のキーに割り当てたりといった設定に加えて、後述する事情によりFnボタンを押した際の矢印キーもVIMの移動キーと同じになるように設定した。

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Karabiner-Elementsの設定


使用してみた感想

 そんなこんなで使ってみたところ、分離キーボードというもの自体には特に何の問題もなく馴染むことができた。普段タッチタイピングできている人ならそんなに困難は無いのでは。刻印と入力が一部違うものがあるのでたまーに使い慣れないショートカットキーで戸惑うこともあるが、概ね普通に使えている。

 で、当初の目的だった肩こりの緩和に関しては狙い通り!椅子の肘当ての延長線上に左右のキーボードを配置することで、肩に負担をかけない姿勢でタイピングをすることができるようになった。また副次的な効果として、背筋が伸びて画面から離れられる様になったために目の疲労も緩和された。


 一方でMD600特有の問題としては単独の矢印キーが存在しないのが思いの外しんどかった。エディタはvimを使っているのでプログラミングそのものは問題ないのだけど、bash上の操作やIMEやブラウザで矢印キー操作を要求される場面はあって、そのたびにFN押しながら矢印の場所を探して・・・とやることになる。FNキーの位置がまたノールックで押すには微妙な場所なのも辛い。このFNキーが左手側にあればまだ良かったのだけど、MD600では右側にしかない上にどうやら他のキーに割り当てるようなことができないらしく、なかなか苦しい指使いで操作しなければならない。(この配置がまたvimの移動キーと微妙に被って違うのが辛かったのでvimに寄せる方向で割当直した)

 一応MD600の日本語配列版には矢印キーをFN・PN・右CTRL・バックスラッシュキーに割り当てる機能もあるのだが、プログラミング的に使用頻度の高い「_」が殺されてしまうのは厳しい。


 そんな感じで、良かった8割・でもなー2割というのが正直な感想となる。


 ・・・で、実はこのシリーズの次の製品では矢印キーが搭載されるらしくて日本に入ってくるのを待ち望んでたら、いつの間にかAmazonに入荷されてた。まだ日本語配列は無いようなんだけど、プログラマには英語配列の方が良いって話も聞くし、面白キーボードもたいてい英語配列だし、体を慣らしておくには良いかなと思って買ってみた。来週から会社に持っていって試してみる予定。