そんな今日この頃でして、、、

コード書いたり映画みたり。努力は苦手だから「楽しいこと」を探していきたい。

レバーレス探訪記 その9 RushboxをShadow Hunting Switchに換装

先にスト6の近況の話をすると、JPでマスターを達成してからはケンを触っていてプラチナの4~5を往復している最中だったりする。

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JPと比べると組み合っての攻防の部分をちゃんとやらなきゃいけないのが難しいんだけど、一方で追い詰められた場面でおねがい昇竜拳で打開できる気楽さはあるなと思う。 中足ラッシュだったり迅雷絡みのコンボなんかは手が忙しくてなかなか難しいんだけど、その修練がそのまま勝率に繋がりそうな感じはケンというキャラクターの面白いポイントな気がする。

  

コントローラの方に話題を移すと、JPをマスターに上げるところまではPunkworkshop MiniboxにFlashTapを搭載したものをメインとして使っていて、これは理論値的な性能は良かったんだけど長時間操作するには指が疲れやす感じだったんですな。

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そんなわけで、ケンをいじるようになってからはまとまった時間プレイできることやコマンド入力の滑らかさを重視してキースイッチ式のRushboxをメインに切り替えて使っていたりする。 (せっかくボタン付け替えられるんで、今のところ強K横に置いてる迅雷ボタンも変更の余地あるかもなーなんて思っている。)

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さて、そんなRushboxにはKailh Choc V2規格キースイッチが使われていて、標準ではLofree Ghostが刺さっているんだけど、それは押下に力が要る感じがあるので前回の記事時点ではWind Engineにワッシャーを入れて総トラベル長を短縮したものに付け替えていた。

そんな中、昨年末に新たによりアケコンのボタンに最適化されたShadow Huntingがリリースされたので、購入して付け替えてみた。

ShadowHunting Switch

  

無改造でちょうど良い塩梅

元々キーボード部品だったキースイッチがアケコンボタンに使われるようになって久しいわけなんだけど、両者の間で求められる特性には共通するところは多いものの、微妙なところでは違いがある。

アケコンボタンはキーボードほどにはしっかりした「押し心地」は要らないし、さほど「押し間違い」を気にしないで良いわけなんで、一般的なキースイッチはボタンとして使うにはプレトラベルも総トラベルも深すぎるのだ。

総トラベルの方は詰め物で手軽に改造できるんだけど、プレトラベルの方はリーフ(接点金具)を微妙な精度で曲げたりしなければならず、加工で解決するのは難度は高いし品質も揃えづらいので、実際的にはできるだけ元々のプレトラベルが短いものを選択するのが無難なラインだろう。

  

そんなわけでCherryMx規格でのPWS Switchのように「ちゃんと」ボタン用に設計されたキースイッチがあればそれに越したことはないんだけど、今回のShadow Huntingはまさにそれに当てはまるスペックになっている。

プレトラベル0.8mm総トラベル2mmということで、旧PWS Switch V2と近いスペックとなっている。(あくまで個人的な見解ではあるが、)三和ボタンの押し心地だけ軽くしたようなアケコンボタンとして触ったときに一番違和感がない触り心地の深さ調整といえるだろう。

Ghost/WindEngine/ShadowHunting

実際にLofree GhostやWind Engineと並べると、目で見て分かるレベルで軸が低い。

総ストロークなんかは詰め物をして短くする余地もあることはあるんだけど、先に述べたように無改造で十分良い押し心地だとは思うので僕はそのままで換装した。 キースイッチは繊細なパーツなんで、変に改造しないで済むならそれに越したことはないと思うんですよね。

使い心地

実際の押し心地でいうと、今まで使っていたWind Engineに詰め物を入れたものと総ストロークは同じぐらいなんで、良くも悪くもそこまで違いはない、カリカリ調整すぎず深すぎずな丁度良い感じかなーという印象。

プレトラベルは短くなって底打ちまでに十分な遊びの距離がある分、理屈上は斜めが抜けにくくなってるはずなんで心持ち「昇竜拳入れたつもりだったのに・・・!」的なスカが減ったかな?という気はする。

詰め物が無いために硬質な底打ち感があるので、このへんは人によるとは思うけど個人的には好み。

先に述べたように軸の高さが低くなるので、スライド入力とかする人にとってはよりスムーズにやれるようになる恩恵はあるかもしれない。

総評として、既存のキースイッチを好みに改造して使ってる層にとってはロマン装備的な何かがめちゃめちゃ向上するという感じのものではないんだけど、無改造で最大公約数的な良い塩梅になってくれるので、「Kailh Choc V2を使ったレバーレス買ったけど何か良くしたい」みたいな層に対しては無条件に換装をおすすめできるスイッチなんじゃないかなとは思う。

予想だけど今回のが万人受けラインの製品だとして、ラインナップとしてPWS Switch V1みたいな「カリカリに詰めました」みたいなものも追々リリースされるんじゃないかなという気はするので、そのあたりが出たらまた試してみたい。


追記: DRMFTGのシリコンリングを導入

硬質な底打ち感そのものは好きだったんだけど、長時間遊んでいるとちょっと指への負担感が強いなあということもあって導入してみた。

推奨されているキースイッチを基盤から外してボタンキャップを付けたうえで横から差し込むような装着方法は厳しかったので、致し方なく先に軸に装着して慎重にボタンキャップを押し込むことに。 今のところはこれで問題なく使えている。

キースイッチの軸に先に装着

キーボードで一般に使われるOリングに比べると広域で圧力を分散する形になるせいかグラつき感や過度な柔らかさは無くて、押し込んだ感じは良好な印象。

キーストローク全体もやや短縮されている(雑測定では1.8mmあたりになってそう)が、それ自体は今回あまり目的としていないので、むしろそこまで極端に干渉しすぎなくて良かった。