本作は競技クイズを題材としたミステリー。
クイズ競技者の三島玲央は、生放送のクイズ番組の決勝でタレントの本庄絆に不可解な敗北を喫する。
早押しクイズにおいて、本庄は設問が1文字も読まれないうちにボタンを押して正解を言い当てたのだ。
その衝撃的な「0文字押し」は波紋を呼び、世間を巻き込んだヤラセ疑惑となるが、本庄は沈黙を続ける。
三島は競技者としての矜持から調査を進めていく中で、クイズを通じた自身と本庄絆の人生が照らし出されていく。
続きを読む本作は競技クイズを題材としたミステリー。
クイズ競技者の三島玲央は、生放送のクイズ番組の決勝でタレントの本庄絆に不可解な敗北を喫する。
早押しクイズにおいて、本庄は設問が1文字も読まれないうちにボタンを押して正解を言い当てたのだ。
その衝撃的な「0文字押し」は波紋を呼び、世間を巻き込んだヤラセ疑惑となるが、本庄は沈黙を続ける。
三島は競技者としての矜持から調査を進めていく中で、クイズを通じた自身と本庄絆の人生が照らし出されていく。
続きを読む実は昔、スプラトゥーンをプレイするためだけにWii Uを買ったぐらいにはこのシリーズにはハマっていた。
だけど、正直に言えば『スプラトゥーン2』の後半あたりから少しずつ飽きがきてしまい、最新作の『3』も惰性で買ってはみたもののほとんど遊んでいないし、ストーリーモードのDLCに至ってはほとんど触れていない……という状態だった。
そんなわけで、操作性とかIPとかは好きだけどゲーム体験としては味変が欲しかったところだったんだけど、今回のスピンオフ『スプラトゥーン レイダース』が来て期待した以上に楽しめた!

本作は、謎に包まれた島でシャケをシバき、オタカラを狩るという、アクション主体のハクスラ(ハックアンドスラッシュ)系。
昨今は猫も杓子もオープンワールドって感じで、ゲームを楽しもうにも多大な時間や集中力を要求されて尻込みしてしまうのが常だった。その点、本作は適度にプレイ時間が限られるステージ性になっているのが社会人としてはありがたかった。

ステージをクリアするごとにドロップするブキやパーツ、徐々に開放されていくガジェット装備枠や悲報パワーによって、だんだん「できること」の幅が広がっていくテンポ感が心地よい。
ハマったゆえにかボリュームとしては控えめにも感じるが、社会人としては丁度一息でできる範囲ではあった。
一応難易度違いの挑戦や無限食堂などのエンドコンテンツも用意されてはいる。
現在はストーリーをクリアし、「辛口」難易度まで攻略。これからも「激辛」や取りこぼしたコンパスなどを拾ったり、マルチプレイに潜る楽しみがある。

特に印象的だったのが、戦闘のバランス。
例えば『スプラトゥーン3』のサーモンランなどは、敵の弱点を的確に突かないと攻略が難しく、装備の相性によってはかなり厳しい相手もいた。しかし、本作ではそのあたりがかなり緩和されており、割とどんな武器でも(少なくとも通常の難易度では)「ゴリ押し」が可能な調整であるように見えた。
また、舞台となるダンジョンのギミックについても、本編のストーリーモードに比べて複雑なキャラコン(キャラクターコントロール)を要求されていたものがかなり控えめになった印象。おかげで「操作ミスで詰まる」というストレスが少なく、純粋にアクションとしての爽快感を楽しめた。
本作の大きな魅力の一つが、「タンクギア」の付け替えによるカスタマイズ。
性能を変化させられるため、いろいろな組み合わせを試す楽しみがあるが、結構「周囲にまとって雑魚を散らす系」「まとわりつかれた際の状況打破系」みたいな感じで用途が被っているものが多く、そこまでプレイ感に変化が感じられなかった。
とはいえ、パーツによって性能をカスタマイズしていけば、それぞれのギアの個性が変化したり際立ってくるのかもしれない。このあたりはストーリークリア後のやり込み要素だと思う。

せっかくなんで今愛用している構成を一つ紹介。
手数の多いスピナーに遠距離強化・発酵付与・発酵爆発のギアパワーを付与。

また、テクニカルタンクで近距離に寄ってくる敵の処理をカバーし、スクリューに浮遊モードパーツを付与。

空中からの制圧がコンセプト。

最近は正直スプラに飽きていた勢だった自分にとって、本作は良い「味変」になったと思う。
気長に遊べる一本として自信を持っておすすめしたい。
たまには野菜を摂取するレシピにもチャレンジしようということで、最近チャレンジしているのがティアン。
そもそもティアンというのは相当に懐が広い料理で、輪切の具材を耐熱皿に敷き詰めてオーブンで焼けばフルーツ使おうが肉入れようが成り立つっぽいんだけど、とりあえずはベーシックなところでトマト・ナス・ズッキーニの夏野菜構成のものを作っている。
| 材料 | 分量 |
|---|---|
| ズッキーニ | 0.5本 |
| ナス | 1本 |
| トマト | 他の素材のサイズ感に合わせて |
| にんにく | ひとかけ |
| 塩胡椒 | |
| ローズマリー | |
| オリーブオイル |
予めオーブンを200度に余熱開始しておくとスムーズ。
耐熱皿にオリーブオイルを垂らして表面にまわし、薄切りにしたにんにくを敷き詰める。
その上に素材の野菜を輪切にして、更に並べていく。

最後にオリーブオイルをかけた上で塩胡椒とローズマリーをふる。
あとは余熱が完了したオーブンに入れて40分ほどじっくり加熱。

オリーブオイル+にんにく+トマトというのがそもそも鉄板構成なんで間違いない。
夏場にオーブン料理?とも思ったが、水分が飛ばされるせいかそこまでアチアチ感もなくて存外食べやすいんですな。
旨みが溶け込んだオリーブオイルはバゲットにつけて食べるのが作法。

ズッキーニを玉ねぎに変えた版も作ってみたけど、しっくり来るのはズッキーニの方かもなあ。そんなに味の主張がある野菜でもないんだけど、だからこそ収まりの良さを感じる。
これからの季節、汗っかきとしてはヘッドホンをしていても耳が蒸れるのが悩み。
昔はトゥルーワイヤレスイヤホンを好んで使っていたんだけど、外耳炎をやらかしてからすっかり苦手になってしまったので、それ以来色々な「耳を塞がない系」デバイスを試していたりする。
だが、それぞれ短所があって
と、なかなか「これが理想形!」と思えるものを見つけられなかった。
そんなわけで今年試みに買ってみていたのがnwm ONE。
見ての通り通常のヘッドホンからハウジング部分が取り除かれた形状。
空気が通るから蒸れないというのは当たり前なんだけど、耳当て部分もシリコン製の細いものになっていて接地面が最小・汗が滲みないのも良い感じ。

耳当ての大きさは通常のヘッドホンでいうところのオーバーイヤー型のように耳全体をすっぽり覆うサイズ感になっていて、つけていてストレスが無いのもありがたい。
音質に関しては、流石に高価格帯のヘッドホンの精細さには劣るものの、重低音には迫力があり音楽鑑賞していて十分満足できるラインだと思う。
折り畳み機構は備えていないが、個人的には自宅内専用のつもりなので、破損しうる箇所が少ない分むしろ好感。
通常の無線接続の他にUSB Type-Cでの有線接続でも音を鳴らすことができる。 一方で他の無線ヘッドホンのようなオーディオケーブルからの入力は無いのはちょっと残念。
(HDMI→type-Cみたいな感じでAUX→type-Cなアダプタとかないかな?ごく稀に欲しい瞬間がある)
そんなわけで今年の頭に買ってから通常のヘッドホンと併用してるんだけど、料理中だったり軽く運動した後だったりといった軽く汗ばむタイミングでも気兼ねせずつけれるれ狙い通りな運用をできている。
圧迫感が無くて長時間つけっぱなしにしていてもストレスが無いのも良いですな。
食洗機を回しているとかで騒音がある時は通常のノイキャンヘッドホンを使うんだけど、それ以外のタイミングではnwm ONEを優先してつけている
今のところ自分の中では「理想形」に一番近いと言ってしまえると思う。
僕は日本発売された当初からSteamDeckを購入して愛用している。
SteamOSのゲーム機としてのUXの実現は素晴らしいもので、Linuxベースでありながらかなりの数のWindows向けゲームがちゃんと動作するし、ゲームの中断からの再開のスムーズさやSteamプラットフォームからのゲームへコントローラだけで完結できる操作性の一体感なんかもしっかりしている。
そんなわけだからSteamMachineにだって興味は惹かれはするのだ。
とはいえ
とハッキリいって手を出す合理性は無い。・・・無いのだけど、それでも購入ボタンを押す指を止められないのがガジェットオタクの業というやつですなあ。
続きを読むたまたまGeminiに「海外で”ダサかっこいい”みたいな概念ってあるの?」みたいなことを聞く機会があって、その時に挙がった名前の一つがニコラス・ケイジだった。
個人的には「ダサ」はあっても「かっこいい」のイメージは無かったので本国との受け止め方の違いに軽く驚いたものだが、本作はまさにそういう目線での配役の作品だ。
舞台は1930年代の世界恐慌時のアメリカ。禁酒法によりギャングが栄え、街を支配していた時代。
クモの能力を持つベン・ライリーはかつて「スパイダーマン」として街の平和を守っていたが、かつての失敗により引退し私立探偵として余生を過ごしていた。
だが、自身と同じような異能を持つ者が現れ始め、ライリーは否応なく復帰させられることになる。
スパイダーマンといえば「大いなる力には大いなる責任が伴う」であるが、このノワールは言ってみれば「その責任を果たせなくて、それでも力を放棄できないならば?」である。
従来のアメコミ的な派手な立ち回りをするというよりは等身大の超常現象って感じの能力描写は雰囲気があったし、その上で物語の大ボスたるシルバーメインは異能者では無いが持ち前の慎重さと計算高さで街に君臨しているというのも格好良さすら感じた。
異能者たちの力はどこから来たものなのか、黙して語らぬベン・ライリーの過去とは・・・
と、入りはミステリー調でなかなかに好みではあったのだが、製作陣の意図なのかニコラス・ケイジだからなのか、話が進むにつれて作品全体が割とコミカル描写に寄っていってしまうのが気になってしまった。
等身大の弱さや情けなさがあるベン・ライリー像そのものは好きなんだけど、なんかこう、要らぬ茶目っけが作品全体の雰囲気を軽くしてしまったように思う。
冒頭の話に戻るんだけど、なんか笑わせたろ臭を感じてしまうと、自分の認識的には「かっこいい」から外れてしまうのかもしれない。
そういう「クスッと笑える感じが良いんだ」的な価値観も全然理解はできるんだけど、個人的にはこの作品に期待してたものとはちょっと違ったかなあ。
追記
ニコラス・ケイジが特別嫌いとかそういうのではないんだけど、なんだろうな、「ロードオブウォー」的なイメージが自分の中で強いのかもしれない。
「ダサかっこいい」って普段は冴えないけど実は一本芯が通ってる的な自発性あるニュアンスだと思ってて、ニコラス・ケイジ主人公はどっちかというと巻き込まれ型で半べそかきながらなんとか災難を逃れるような感じの別の引き出しになるっていうか・・・
個人的に贔屓なSF(に限らないか?)作家の一人である小川哲氏の・・・ビジネス書?だろうか。
小説の創作術ハウツー本でもなければ上から目線の自己啓発本でもない、著者が「小説というものをどう捉えているか」だとか「書く上で何を気にしているか」だとか、そういう感じの小説との向き合い方を述べた本である。
小川哲氏といえば個人的には『ゲームの王国』の個々の人物の思考の描写、いうなれば架空の人格のエミュレーションの巧みさが印象に残っているのだが、一方で物語そのものは変にエモい描写に寄せずにひたすらに淡々と進める作風という感触もある。
自己分析してみるに、氏の作品というのはプログラミングでいうところの責務分離に気を配って「小説」というフォーマットに取り組んでるように見えて、そこに職業的な好感を覚えている面もあるのかもしれない。
で、本書を読んでみると、実際にいかに適切に読み手に情報を伝えるか、そして効果的に狙った心理的効果を起こすかといったところを理屈で考えているのが実にエンジニアリング的な思考法なように見えた。