そんな今日この頃でして、、、

コード書いたり映画みたり。努力は苦手だから「楽しいこと」を探していきたい。

レバーレス探訪記 外伝 自作コントローラーVer.5 ジャンプボタン切り替えスイッチ付きレバー化

前回は意気揚々とアクリルで自作アケコンを改修したんだけど・・・結局は基板的に11ボタンフル活用はできないのが心に引っかかったのと、単純にすでに使っているレバーレスコントローラがいくつもある中であえて使うモチベを見いだせなかったんですな。(アホ)

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でも一方で、筐体はしっかりした作りに改良できたし、5mm厚のアクリル天板の剛性はかなり信頼できるなという感触も掴めた。

そしてふと、以前にハイタニさんが導入して注目されていたジャンプボタン付きのレバーアケコンを作ってみるのもアリだなと思い至るのだった。

持ってる昔ながらのアケコンにボタン増設するのは相当に大変だし、かといって新たに既製品を買うほど「ちゃんと」レバーを使う気までは今のところないので、それだったら余ったパーツを流用して作ってしまった方が良かろう!なのだ。

溢れ出るメカ感

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EVO-X2のセットアップメモ&雑感

ローカルLLMを運用しようと思って購入したEVO-X2。

届いてから半月ぐらい放置しちゃってたんだけど、ようやっと時間と気力とが揃って触れたので、Ollamaを動かすまでにやったことのメモと実際に運用してみた感触について書いてみようと思う。

193 mm x 185.8 mm x 77 mmとコンパクトサイズ

なぜEVO-X2なのか?

LLMをはじめとしたディープラーニング技術というのは、超ざっくり説明すると巨大な"あみだくじ"=モデルを作成・調整して、"ある入力"に対する"適切な出力"を導き出すようにしたものであるといえる。

より正確・精細な回答を求めようとするということ=入力・出力の解像度を上げていくということであり、あみだくじの紙面がどんどん大きくなっていくわけだ。


ことLLMの動作においては、その巨大なあみだくじを広げるに足るだけの大きな作業机=VRAM(GPUのメモリ)容量が必要となってくるのだが、ここが一般人にはネックになってくる。

グラフィックボードではメモリはオンボードになっており(通常の手段では)PCのメインメモリのような買い足しての増設するようなことはできないし、近年のGPUメーカーのラインナップを眺めてみても手を出しやすい価格帯のGPUのVRAM容量が劇的に増えていくことは期待できそうにない。

大きなVRAMを搭載したグラフィックボードは相応に高額で一般家庭が手を出せるものではないし、LLMの水準でVRAM容量を考えると高価格帯でも1枚では十分とはいえず、複数枚刺しをするとなると電源や筐体・マザーボードなどGPU以外の部分でも出費や運用環境でハードルが高い。


VRAM容量を渇望するローカルLLM界隈ではグラフィックボード以外の道として

  1. Apple Sillicorn機のMacのユニファイドメモリ(メインメモリとVRAMとが共用=VRAMとしては大きな容量を割り当てられる)を頼る
  2. Nvidia DGX Sparkを待つ

という択もあったが、前者もこれはこれでかなりの出費を強いられるし、Apple Sillicornの機械学習系の対応にはちょっと不安感がある。

後者はある意味「間違いない」選択肢ではあるものの、やはり価格面は高く付きそう(アカデミックで70万円って話を聞いた)だし、そもそもいつ手に入るも怪しい。(「価格や納期については要問合せ。」ってなかなか圧あるよな)

アーキテクチャはArm系でUbuntuベースとはいえカスタムOSというのも、なかなか別用途には使いまわしずらそうである。

pc.watch.impress.co.jp


そんな中で登場したのがEVO-X2で、

  • Apple Sillicornと同様にメインメモリとVRAMが共有なので大容量を割り当てられる(128Gモデルなら96Gまでいける)
  • (あくまで主観的な印象ではあるけど)元々Nvidiaへの対応軸であるAMDのdGPUなのでApple Sillicornよりは機械学習系の対応(ROCm)に期待が持てそう
  • 肝心のGPU性能自体も十分高そう
  • 筐体がコンパクトで置き場所に困らなそう
  • 通常のPCと同じアーキテクチャなので最悪LLM用途で使わなくなっても普通のゲーミングPCとして潰しが効く
  • クーポン込みで30万円は相対的には安価

ということで、決して安い買い物ではなかったけれどLLMへの興味とある種の投資として購入に至った。

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レバーレス探訪記 その10 自作コントローラーVer.4

結構きれいに組めたのでは

今回は、以前に作成した自作レバーレスコントローラを更に改修した話。

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前回は3Dプリンタで天板などのパーツを作成したもので組んでいて、普通に使う分には差し支えないのだけど、天板の充填度が十分じゃなかったせいで天板のボタンまわりに凹みが見られるし、置いた弾みでズレて隙間ができてきたりと若干強度に不安感はあった。

それに、最近は使うコントローラが

  • JPで短時間ランクマに挑むときはFlashTapを搭載したPWS minibox
  • 長時間まったり遊ぶときはボタンの押し感の柔らかいRushbox

という感じに収斂されてきていて、すっかり自作コントローラを使う機会が無くなってしまっていた。

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そんなわけで、もともと一度試してみたかったというのもあって今回はアクリルショップはざいやで筐体のパーツを発注してビルドクオリティを高めてみようと思ったのだった。

www.hazaiya.co.jp

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Raspberry Pi 5用ケースPironman 5を導入してみた

エンジニアとしてLLM周辺の諸々をいじってある程度は世間について行きたいと思いつつ、 内部がブラックボックスな上にコストも馬鹿にならないクラウドサービスを使うのは気が引けるし、 ゲーム用途でも使ってるメインPCにサービスを駐在させたくもないということでRaspberry Pi 5でOllama・OpenWebUI・Difyあたりを動かしている昨今。

流石に実用目的では性能は満足とは言い難いけれど、 gemmaあたりなんかは小さいモデルなら待ちさえすればそれなりに返答を返してくれるので、 LLMがどんなもんか味見する程度になら使えるかなーと思っている。

Web検索も交えてこの程度は回答してくれる。時間はかかるけど

で、ソフトウェア的なところに関してはUbuntuさえ入れてしまえば後は通常のサーバと何ら変わらないので述べることもないのだけど、 ハード面に関しては高負荷な動作になるだろうからと奮発して高級路線のケースを買ってみたので、 そのあたりについて書いてみようと思う。


買ってみたのは表題にもあるPironman5というケース。 1万円超とラズパイのケースとしてはなかなかのお値段である。

選定の理由

選定する上で重要視していたのは以下の点。

  • SSDを搭載できる(基盤を格納できる)こと
  • 長期運用でホコリが溜まらないように大きな開口部がないこと(GPIOポートを使うことは想定してなくてあくまでサーバとして運用予定なので)
  • 電源スイッチが良い感じのものがついていること(基盤側の電源ボタンめっちゃ押しにくいんですな)

サーバ的に運用したいのでこのあたりを条件として探してみると、意外と全部満たしそうなものって少ないんですな。

Amazon上で探した感じでは2~3種類ぐらいしか選択肢が無く、 負荷の高い作業をさせることを考慮すると冷却能力が高そうな大型のチップクーラーが載っているのが決め手となってPironman 5にした。


組み立てはそこそこ大変

単純に部品点数は多いし微妙なサイズ違いのビスも多いし、基盤側にも色々な接続がいるし・・・と、 サイズが小さいことも手伝って下手すると普通のデスクトップPCを組むよりも大変だったかもしれない。

組立中

途中に休憩も挟みつつだけど、2時間ぐらいかかった。


良かったところ

格好いい・・・!

ケースにファンが2つ+大型のチップクーラーが付き、SSD基盤も離れた箇所に配置されているのでエアフローに安心感がある。

あと、CPUステータスなどがOLED画面に表示されるので、レスポンスが遅い際にも外見からちゃんと動いているのか変にフリーズしてしまっているのか状況を把握できる。

地味ながら嬉しかったのがmicro HDMI端子が変換基盤を通して普通のHDMIにしてくれてるところで、 たまに動作確認に画面をつなぐときに専用のケーブルを探さないで良くなった。

そんなわけで、そこそこ値も張るし作るにも苦労のいる製品だったんだけど、 個人的にはそれだけの価値があったなという気がしている。


追記というか脱線というか

Raspberry pi 5でLLMまわりを遊んでいて、これがもっと大きいモデルでそこそこの速度で動いてくれるなら実用的に便利に使える感触はあるなーなんて考えていたところ、Project DIGITSことDGX Sparkの報道を見かける。

流石に高い・・・しかしこれがあれば自由に遊べそう・・・みたいなことを考えていたところ、もう少し手頃なローカルLLM環境の選択肢としてEvo-X2の存在を知ったのだった。

CUDA使えないのは最新の色々を試したい身としては結構マイナス、でもコストはだいぶ抑えられるし最悪でもSparkと違って普通のゲーミングPCとして潰しが効くのは安心感ある・・・と葛藤し、Sparkは発売されてもそもそも手に入らないかもとか直近のNvidiaハードへの不信感とかを考えるとこれで手を打つのもアリかなと思ってポチってしまった。6月が楽しみだ。

更に追記

来た!動かした!!

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ソーダサイフォン買ってみた

炭酸水メーカーというと最近ではプラスチックボトル+炭酸注入器のような構成の安価な製品をよく見かける。

かくいう僕も何年か前にプラスチック製のボトルに直に炭酸を注入するタイプの製品を買ってみたことがあったのだけど、

  • (技量の問題もあるのかもしれないけど)炭酸の強さが安定しない
  • 気が抜けやすいので大きいボトルで作ったところで一気に飲みきらないといけない
  • ボトルの耐久性・衛生面が不安(落として凹むとか洗浄時の傷とか)

あたりの問題があって、しばらくは使っていたものの結局は満足度や手間などを加味した費用対効果で考えるとペットボトルを箱買いした方が良いなという判断になり捨ててしまった。

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(いつ頃だっけと思ったら10年以上も前・・・!時が経つのは早い)


そんなわけで引っ越し以後もしばらくは500mlとかの炭酸水のペットボトルの段ボールを買い置きするような感じだったんだけど、流石にキッチンの一角を段ボールが占拠するのも邪魔だしペットボトルのゴミ出しも面倒だなーと思い、改めてこのジャンルを物色してみることに。

そしてちょっと試してみようと思ったのが、ステンレス製のソーダサイフォンだった。

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マグネットケーブル+マグネット端子でコントローラの取り回しを良くするライフハック

ガジェット好きの+ゲーム好きということでいくつもコントローラ機器を持っているんだけど、ゲームによって使い分けていく中で特にケーブルが取り回しの邪魔になっていることに気づかされる。

毎度ケーブルをちゃんと括るのは面倒だが雑に放置しては足を引っ掛けてしまうし、抜き差しを繰り返せば端子の劣化がちょっと怖い。


そんなわけで最近試しに買ってみたら良い感じだったのがマグネットケーブルとマグネット端子のアダプタの組み合わせ。

ケーブル自体にマグネット端子がついているような製品もあるのだが、マグネットケーブルと組み合わせて使いたかったというのが一つと、破損した際に部分的な交換で済ませられること、そして何より機器によっては直型とL字型のどちらとしても使える180°回転式になっているという点でアダプタのものを選んだ。

これでコントローラ側にマグネット端子を挿し、PCとつないでいるケーブル側をアダプタをつけたマグネットケーブルとすることにより、ケーブル自体は丸めて机の脚にくっつけておいて必要に応じてコントローラを付け替えるという運用をしている。

複数のコントローラを同時に使用することはないからケーブル自体は共有化しても差し支えないし、この形で運用することでケーブルなしのスッキリした形で片付けることができるのだ。

コントローラ側にマグネット端子を装着

ケーブル側はPCに接続しっぱなし

レバーレス探訪記 その9 RushboxをShadow Hunting Switchに換装

先にスト6の近況の話をすると、JPでマスターを達成してからはケンを触っていてプラチナの4~5を往復している最中だったりする。

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JPと比べると組み合っての攻防の部分をちゃんとやらなきゃいけないのが難しいんだけど、一方で追い詰められた場面でおねがい昇竜拳で打開できる気楽さはあるなと思う。 中足ラッシュだったり迅雷絡みのコンボなんかは手が忙しくてなかなか難しいんだけど、その修練がそのまま勝率に繋がりそうな感じはケンというキャラクターの面白いポイントな気がする。

  

コントローラの方に話題を移すと、JPをマスターに上げるところまではPunkworkshop MiniboxにFlashTapを搭載したものをメインとして使っていて、これは理論値的な性能は良かったんだけど長時間操作するには指が疲れやす感じだったんですな。

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そんなわけで、ケンをいじるようになってからはまとまった時間プレイできることやコマンド入力の滑らかさを重視してキースイッチ式のRushboxをメインに切り替えて使っていたりする。 (せっかくボタン付け替えられるんで、今のところ強K横に置いてる迅雷ボタンも変更の余地あるかもなーなんて思っている。)

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さて、そんなRushboxにはKailh Choc V2規格キースイッチが使われていて、標準ではLofree Ghostが刺さっているんだけど、それは押下に力が要る感じがあるので前回の記事時点ではWind Engineにワッシャーを入れて総トラベル長を短縮したものに付け替えていた。

そんな中、昨年末に新たによりアケコンのボタンに最適化されたShadow Huntingがリリースされたので、購入して付け替えてみた。

ShadowHunting Switch

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