そんな今日この頃でして、、、

コード書いたり映画みたり。努力は苦手だから「楽しいこと」を探していきたい。

最近観たプライムビデオの映画

今月は色々散財したこともあって映画館への足が遠のいてるんだけど、 その分プライムの方に観たいと思える作品が多く入ったようでそれなりに満たされている。

AmazonプライムビデオはPS4用のアプリがあるので、PSVRのシネマティックモードで仮想的な大画面で鑑賞できるのだ。

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と言いつつ、たいていはKindleでの入浴中の鑑賞が主なんだけどね。

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『12モンキーズ』

12モンキーズ(字幕版)

12モンキーズ(字幕版)

機会があれば観たいと思っていたタイムリープSF作品。

2035年現在、テロ組織12モンキーズによりバラ撒かれたウィルスにより、 地上は人類の住めない世界となっていた。

僅かに生き残った人類は地下に潜り、ついにはタイムマシンを開発してこの現状の打破を図る。

ブルース・ウィリス演じる主人公コールは減刑と引き換えに、過去へ飛びこのウイルスの原体を入手するミッションを行うことになる。

人類を滅亡させるウイルスはなぜバラ撒かれたのか。12モンキーズとは何ものなのか。時折フラッシュバックする幼少の頃の記憶は何だったのか。

2035年・1990年・1996年の3つの時間軸を舞台に、コールは真相へと近づいていくが・・・

タイムリープものといえばいかにタイムパラドックスをどう扱うかが腕の見せ所なのだが、 本作はそのあたりの処理が巧みだった。

過去でどんなに奮闘しても釈迦の手の上のように結果は収束してしまう。

だが、確定されない「その後」は・・・


『アメリカン・サイコ』

アメリカ社会の病理をシニカルに描いたブラック・コメディ作品。

恵まれた容姿、裕福な家柄、申し分ない学歴。昼は親の投資銀行の役員として椅子に座るだけの簡単なお仕事、夜は仲間とパーティー三昧。

クリスチャン・ベール演じる主人公ベイトマンは何一つ不自由が無い生活を送る一方で、 「恵まれた自分」というキャラクター性に押し込められることにストレスを抱えていた。

そんな歪みが、ベイトマンを凶行に走らせる。

ベイトマンにとってセックスも殺人も、結局のところ相対的な自分の優位性を誇示するための行為であり、 そうやって自分の価値を確認しないと自分を保てないのだ。

そんな歪みを自分でも認識していて、誰かに断罪されたいと心の底では願っていて、 だけど社会は残酷なほど無関心で・・・

本作は先に述べたようにブラック・コメディというジャンルではあるんだけど、 単に「おかしいねー、ゲラゲラ」と消化するだけではなくて、結構共感できる部分もあって心に刺さった。

僕なんかはもちろんベイトマンの何不自由無い生活とは程遠いんだけど、 それでも大学の頃なんかは「社会」の中での位置取りのために些細な服の流行に過剰に気を使って「仲間」との勝手な格付けで一喜一憂したりといった経験は恥ずかしながらあって、 本作屈指のお笑いポイントであるはずの名刺バトルも面白というよりは「ああ、その感じ分かるわー」と思ってしまった。

そういう鬱屈した生活の中で肥大化した自己愛と折り合いが取れなくなる感覚というのは割と普遍性があるんだと思う。


『ザ・レイド』

ザ・レイド (字幕版)

ザ・レイド (字幕版)

説明不要の圧倒的なアクション!

麻薬組織が犯罪者を用心棒として住まわせる高層マンションにSWAT部隊が強制捜査に向かう。

だが、そこには罠が待ち構えていた。

尽きる弾丸、幾度となくゾンビのように襲い来る犯罪者の群れ。

弾丸・刃物・肘・膝・拳。

果たして新米捜査官ラマは妻の元に帰ることができるのか・・・

いやー、普通の映画の何倍濃縮だろうって位に全編アクションで見応え抜群だった。

銃撃からトンファーやナイフを使った武器格闘、そして空徒手拳による打撃・投げ・極めまで、あらゆるアクションがこれでもかというぐらい詰め込まれている。

特にラストバトルなんか、「え、まだ続くの!?」と思ってしまう程に敵がしぶとい。

敵の役者さんは小柄なんだけど、それを補って余りあるシラットの躍動感・説得力。


次作もプライムにあるので観ようと思う。

ザ・レイド GOKUDO(字幕版)

ザ・レイド GOKUDO(字幕版)


犯罪ビルからのサバイバルという話の筋に既視感あるなーと思ったら『ジャッジ・ドレッド(2012)』だった。

ジャッジドレッド (字幕版)

ジャッジドレッド (字幕版)

最近観たもの

『仮面ライダー555』

プライムにて。

第1話

第1話

何かと評論のネタにされるクウガや色々の元ネタとなった龍騎を押さえればと思って観始めた平成シリーズだったんだけど、 アギトも観たので流れで555も観てみた。

意図せず怪人オルフェノクになってしまった者の苦悩や、「人間」の線引き、そして濃厚な人間ドラマなど、 群像劇として極めて高いレベルでまとまっていて非常に見応えがあった。

強いていうならデルタ三原がどうしても影が薄いのがなんだか勿体無かった気がする。

前作に引き続いて映画はパラレル路線。


『91 Days』

録画にて。

禁酒法時代を描いた、復讐の物語。

世間の流行からするともっと耽美的な方向へ行くかと思ったら、 思いの外本格志向のマフィアものに仕上がっていて楽しめた。

密造酒がテーマの作品だと、個人的には『欲望のバージニア』を思い出すところ。

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『プライベート・ライアン』

プライムにて。

戦争映画は好きなジャンルなのだけど、機会が無くて観れてなかったビックタイトル。

ありがたいことにプライムビデオに追加されたので観てみた。

より多く人間を救うためには、国民を犠牲にしてでも戦争を継続してドイツを叩かなければならない。

だが、国内の戦意を保つためには部隊を犠牲にしてでも一人を救わなければならない。

合理性の名の下に、すり潰されていく個人の魂。

当時評判だった冒頭の上陸作戦のシーンは今からすると正直そこまで衝撃的には感じられなかったものの、 なるほど演技の構成の緊迫感には目を見張るものがあった。


『L.A. ギャング ストーリー』

録画にて。

街に巣食うギャングたち。

彼らは莫大な資産をもって各界への影響力を強めていた。

法で縛れぬ奴らを叩くため、はぐれ者の警官たちが身分を隠して部隊を結成する。

L.A.を舞台に、法を超越した血を血で洗う戦争が始まる。

ストーリー性としてはありがちな西部劇をマフィアものに置き換えたような感じではあるが、 これが実話が元にあるというから驚き。


『あるいは裏切りという名の犬』

プライムにて。

フランス流いぶし銀。

警察組織内の汚職、絆、そして因果応報。


『華麗なるギャツビー』

録画にて。

2度目の鑑賞だったのだけど、どんどん引き込まれて見入ってしまった。

ド派手な映像とアッパーな音楽で彩られた極彩色の画面。

そこに描かれる、愛のためにあらゆるものを手にしながら、儚くも失っていくギャツビーの切なさ、都市の無常さ。


『複製された男』

複製された男 (字幕版)

複製された男 (字幕版)

男の内に眠る分裂症のような欲望と理性。

街に絡め取られ、愛に捕食され・・・


『007 スペクター』

プライムにて。

007 スペクター (字幕版)

007 スペクター (字幕版)

ダニエル・グレイグ版007の集大成にして、過去作へのオマージュが多く含まれる一作。

なんだかんだとシリーズはほとんど観ているので、「あれ?このシーンは・・・!」と気づく場面がたくさんあって楽しめた。


『電人ザボーガー』

プライムにて。

電人ザボーガー

電人ザボーガー

友人の強い勧めもあって観てみたんだけど、いやぁこれは凄い。

昭和特撮的なダサさアホくささを真正面からやり切っている。

最近観たアマゾンプライムビデオ

仮面ライダー クウガ

なるほどこれは名作といわれるだけのことはある!

序盤は主人公ののほほんとしたノリに違和感を覚えもしたのだけれど、 それすら意図されたものだったのだ。

復讐のためではなく皆の笑顔を守るために、己の身を犠牲にして戦う主人公。

以外なほど素直に「ヒーローもの」を描いた作品だった。

最初は違和感のあった主人公像も、終いには「良い奴」とはこういう人間のことをいうんだと思わせられた。

EPISODE 48 空我

EPISODE 48 空我

一方で「現実的な特撮ヒーロー」という想像力はよく練られていて、 例えば警察との関係性や人里離れた場所でばかり戦うのかといったところの理由付けなどは唸らされた。


ファーゴ

欲深い、愚かな男たちの物語。

狂言誘拐のはずが、各々が欲をかいたばかりにどんどんと悪い方向へ転がっていき・・・

ファーゴ (字幕版)

ファーゴ (字幕版)

受け答えの「ヤー?」だけで見るものに苛立ちを与え、間抜けさを印象づけさせられる演技力は凄い。


ミーン・マシーン

囚人たちがサッカーを通して誇りを取り戻す物語。

ミーン・マシーン (字幕版)

ミーン・マシーン (字幕版)


欲望のバージニア

禁酒法時代、暴力、兄弟の絆。

欲望のバージニア (字幕版)

欲望のバージニア (字幕版)


ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

よーく見ると、トム・クルーズも老けてきた感じがありますな。

GWに観たプライムビデオ

「恵まれた日程だなー」なんて呑気にすごしてたけど、 終わってみるともう少し有意義に過ごせば良かったなーなんて思ったりする今日この頃。

今年はといえば例年にも増して非アクティブで、 ひたっすらプライムビデオを眺めていた。

そんなわけで、GWにプライムビデオで観た作品を雑多に紹介。

帝都物語

帝都物語

帝都物語

いわゆる陰陽バトルものの源流ともいうべき作品。

ベガの元ネタともなった加藤保憲のキャラ立ちやら大正の街並みを再現した豪華なセット、 そして当時としてはかなり力の入った画面効果には目をみはるものがあるものの、 一本の作品としてみると非常にテンポが早くて「え、どういうこと?」と思ってしまう箇所も少なからずあった。

このへんは機会があれば原作を読んでみたいところ。

帝都物語 第壱番<帝都物語> (角川文庫)

帝都物語 第壱番<帝都物語> (角川文庫)

でも結構巻数あるのね・・・

Cat Shit One

Cat Shit One 通常版

Cat Shit One 通常版

きぐるみ的な造詣のCGのうさぎ達がミリタリーアクションを繰り広げる!

ベタな内容でも、それを演じるのがきぐるみというのが何ともシュール。

20分という短時間作品なので気軽に楽しめる。

BUSHIDO MAN

BUSHIDO MAN ブシドーマン

BUSHIDO MAN ブシドーマン

タイトルからも分かる通り(?)コメディテイストなアクション映画なのだが、 キル・ビル的とでもいうべきか、チープでキッチュな画面と殺陣の迫力のアンバランスさが妙に癖になる。

スモーキン・エース

多額の賞金をめぐり一癖も二癖もある殺し屋たちが大集合、 騙し騙され殺し殺されの暗殺レースを繰り広げる。

ひたすら濃いキャラクターたちといつ撃ち合いが始まるか予想もつかないハイペース展開、 あっというまの100分間。

仮面ライダー龍騎

第1話

第1話

個人的にあまり特撮ヒーローはおさえられて無かったのが少し心苦しかったのと、 色々な作品のインスパイア元になったらしいという評判から観てみた。

なるほど複数のライダーが決まった「正義」ではなく、 あくまで個人的理由で戦うストーリー構成は斬新で面白かった。

流石に対象年齢層の関係もあってかギミックが使い切れてない感じもあるし、 主人公の性格設定にも乗り切りづらい感じはあったけれども。

映画は世評ほどには収まりが良くは感じられなかったんだけど、 これは終盤になってから視聴してしまったからなのかもしれない。

次はクウガ・アギトあたりを観ようかと思ってるんだけど、 1作品50話はなかなか気合いるなぁ。


当初は他のサブスクリプション系のサービスに比べるとおまけ程度だなという感じだったプライムビデオのラインナップも、 最近じゃいつか観たいと思っていた名作からちょっと前の話題作、そして変わり種な作品までかなーり充実してきた。

ウォッチリストがどんどん溜まっていく昨今。

(アマゾン税は取られるけど)無料で観られるというのは、普段手が伸びないタイプの作品も気軽に試せて良いですな。

ミュージックの方ももうちょっと充実してくれると良いんだけども…

Amazonプライムビデオ使ってみた&『Catch Me If You Can』感想

音楽じゃApple MusicにLINE Music、AWAにGoogle Play Music、 動画だとNetflixに今回のAmazonプライムビデオと、 ここのとろこ相次いで月額~放題系のサービスが開始されている。

かくいう僕もGoogle Play Musicは既に試していたり。

そもそも音楽なんて一月に1曲買うか買わないかというぐらいなんで、 月額800円という値段にはさほど魅力を感じなかったのではあるが、 「買うほどでもないな」というコンテンツにも手を伸ばせる楽しさはあるのでしばらく継続してみようと思っている。


さて、今日はAmazon プライムビデオが開始されたということで早速使ってみた。

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