ここ何年かは個人的にはFPSでピンとくるタイトルに出会えてなかったんだけど、 本作は評判通り面白くて久々にグッと来た。
マルチプレイ主体のゲームなんで感想の書き時に迷うところだけど、 ひとまずキャンペーンをクリアしたのでここまでで。
巨大ロボット
何よりもまず本作を特徴づけているのが、 プレイヤー=パイロットが乗り込む巨大ロボット タイタンの存在だろう。
乗り込むことで生身の時とは比べ物にならない圧倒的な戦闘力を発揮する。
個性豊かな武器(キャンペーンなら持ち替え、マルチなら開始時に選択)により、 様々な戦略を選ぶことができる。
普通FPSにおいては乗り物はおまけ要素なので、 強い代わりに小回りが利かない使いづらいものとして調整されていて、 慣れないと良い的になってしまったりと忌避感すらもったりする。
その点において本作は、 タイトルからして分かるようにタイタンこそが主役なゲームなわけで、 とかくタイタンに乗って敵を蹴散らすのが楽しい設計になっている。
超人的アクション
そんな感じでとかくタイタンが目につく作品ではあるんだけど、 個人的には生身=パイロットのアクション性にも非常に面白さを感じた。
二段ジャンプに壁走り、スライディングなど、 マップを動き回っているだけでも実に楽しい。
また、透明化やシールド、瞬間移動などのアビリティも強力で、 弱くてもそれなりに戦場で暴れられる。
武器にそこまで大きな性能差がないこともあって、 初心者がマルチに入っていきやすいバランス感になっているのは良かった。
素晴らしく出来の良いキャンペーンモード
やはりマルチがあってこそのFPSではあるが、 本作ではキャンペーンモードの出来の良さも言及しないわけにはいかないだろう。
先に述べたように多彩なアクションがある本作なのだが、 それをしっかりとストーリーの中に組み込んできている。
ストーリー自体は一本道ながらも、 敵の倒し方なんかはかなり柔軟に選択できて、 あまり「やらされている感」を感じる面が無いのが良い。
一方で自由度が高いと進め方がわからなくなるといった事態が発生するが、 そこをゴーストランというユーザ操作の手本を示すことによってカバーしている。
物語としてはタイタンBTとの絆にはベタながらもアツいものがあった。
最初は「シュッとしたメックウォーリア」みたいな印象だったのだが、 終わりには『翠星のガルガンティア』のチェインバーにような愛着を感じられた。
長すぎず短すぎず適切に「マルチプレイのためのチュートリアル」という役目を果たしながら、 単体としての満足度も高い、そんな感想をもった。
そんなわけで、本作は自信を持ってオススメできる一本だと思う。
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