そんな今日この頃でして、、、

コード書いたり映画みたり。努力は苦手だから「楽しいこと」を探していきたい。

「魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~」読んだよ〜

結構良い評判を見かけるので買ってみた↓

魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (上) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (中) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (下) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

 

往々にしてこの手のアナザーストーリー漫画というのは、キャラクターのイメージが暴走して世界観がぶち壊しになってしまうか、もしくは壮大な蛇足になってしまう事が多い。

 

けれども、本作に関しては時間のループという原作の設定を利用してIFの世界観を描きながらも上手く原作を補完している。

 

 

 

まどマギは5人の魔法少女に関してはどのキャラの配置にも無駄がなく、全員に対してそれなりに好感と思い入れを持てるが、役柄上どうしてもアニメではマミと杏子の掘り下げが薄かった。

 

本作ではその二人にスポットライトを当てたストーリーとなっている。

 

 

 

上巻ではマミと杏子の過去が描かれる。

 

他の魔法少女と分かり合えず、また普通の友達を作ることもできないマミの孤独。

 

杏子との出会いと杏子の家族の自殺による確執。

 

魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (上) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (上) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

 

 

 

そして中巻ではついにまどかやさやか、ほむらが登場。

 

アニメ同様にマミと共に行動するまどか達、そして杏子と協定を結ぶほむら。

 

異なるのはさやかが既に魔法少女となっておりマミと共闘していること。

 

しかし、少し異なるながらも同じ悲劇を繰り返すさやか。

(まあ、性別逆にしてあの立場を考えたら一発でソウルジェム濁りきるわな)

 

魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (中) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (中) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

 

 

最後の下巻では、マミと杏子が考えの違いから対決。

 

そして残った魔法少女たちがワルプルギスの夜に立ち向かう。

 

魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (下) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (下) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

 

 

 

本作のみを読むと、友情の力によってラスボスと対決するという美しい話に見える。

 

しかし、この結末が敗北(もしくはまどかの魔女化)に終わったことによってアニメ本編に繋がる。

 

アニメでは扱いの薄かった二人のバックグラウンドを描くと共に、本編でほむらが頑なにまどかが魔法少女になること自体を防ごうとした理由、そしてさやかを止めようとした理由が暗に示される。

 

 

 

 

冒頭にも書いたことだがこの手のアナザーストーリー漫画というのは往々にして、本編だけでは満足できなかったキャラクターの熱狂的なファン向け以上の価値が無い場合が多い。

 

しかし本作に関してはキャラクター性を壊さずに本編のループものというギミックを上手く生かし、本編を上手く補完している。

 

キャラクター好きなファンだけではなく、ストーリーとしてまどマギが好きな人にも十二分にオススメできる作品だと思う。

 

 

 

まどマギ映画の前2作はTV版とストーリー的には変わらないらしいとのことだったのでスルーしたけど、次のやつは是非観たいなぁ。