そんな今日この頃でして、、、

コード書いたり映画みたり。努力は苦手だから「楽しいこと」を探していきたい。

『10クローバーフィールド・レーン』感想

交通事故にあい、気がつけば見も知らぬ男に地下室に監禁されていた。

直接的な害意は無さそうだけど、どうにも怪しい。

曰く「ロシアの兵器か、宇宙人の襲来か、何らかの攻撃を受けてアメリカは滅亡した」らしいが、 固い扉に閉ざされて外の様子は分からない。

前作にあたる『クローバーフィールド』がPOV形式だったのに対して、 本作はシチュエーションがら普通の映像形式となっているが、 それでも登場人物への没入感に重きをおいた雰囲気は受け継がれている。

クローバーフィールド/HAKAISHA スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]

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あくまで主人公が分かることしか観客には提示されず、 ミシェル同様に恐怖と戸惑いを味わうことができる。

特に謎の男ハワードの演技が良くて、 危ない狂人にも見えればちょっとおかしいけど良い人にも見えてくる。

Twitterでおもしろ人材が可視化された昨今じゃ、 こういう陰謀論にどっぷりの変なおじさんにもリアリティが持てるというものだ。

そして徐々に言動の端々に変態っぽさが出てくるのが上手い。

果たしてハワードの言うことはどこまでが本当なのか、 シェルターの外はどうなっているのか。

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最近観たアマゾンプライムビデオ

仮面ライダー クウガ

なるほどこれは名作といわれるだけのことはある!

序盤は主人公ののほほんとしたノリに違和感を覚えもしたのだけれど、 それすら意図されたものだったのだ。

復讐のためではなく皆の笑顔を守るために、己の身を犠牲にして戦う主人公。

以外なほど素直に「ヒーローもの」を描いた作品だった。

最初は違和感のあった主人公像も、終いには「良い奴」とはこういう人間のことをいうんだと思わせられた。

EPISODE 48 空我

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一方で「現実的な特撮ヒーロー」という想像力はよく練られていて、 例えば警察との関係性や人里離れた場所でばかり戦うのかといったところの理由付けなどは唸らされた。


ファーゴ

欲深い、愚かな男たちの物語。

狂言誘拐のはずが、各々が欲をかいたばかりにどんどんと悪い方向へ転がっていき・・・

ファーゴ (字幕版)

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受け答えの「ヤー?」だけで見るものに苛立ちを与え、間抜けさを印象づけさせられる演技力は凄い。


ミーン・マシーン

囚人たちがサッカーを通して誇りを取り戻す物語。

ミーン・マシーン (字幕版)

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欲望のバージニア

禁酒法時代、暴力、兄弟の絆。

欲望のバージニア (字幕版)

欲望のバージニア (字幕版)


ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

よーく見ると、トム・クルーズも老けてきた感じがありますな。

『エクスマキナ Ex Machina』感想、オタク男子の「脆弱性」

久しぶりにパンチの効いたSFを観たあとの心地良い「打ちのめされた」感に満たされている。

エクス・マキナ ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

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狂おしくて美しくて恐ろしい。

どうあってもネタバレ成分抜きでは語れないものがあるので、そういうのを気にする方は回れ右でよろしく。

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Ankerの掃除ロボ Robovac 10 を買ってQoLの向上を図ってみた

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家事を機械にやらせてQoLの向上を図ろうシリーズその2。

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前回の食洗機にしろ今回の掃除ロボにしろ、 どちらも無ければ出来ないわけではないし、 一回一回はそれほど大変な作業ではない。

そこに少なからぬ額を払うということは一見すると無駄にも思える。

だが、自動家電への投資=時間を買うことなのだ。

何かと時間が少ない社会人としては検討に値する価値は十分にあると思う。


さて、本題。

掃除ロボは以前から欲しいなーと思っていたジャンル製品。

だが、元祖たるiRobotはなかなかに高額で踏み出せず、 かといって他のメーカの製品も性能や消耗品の交換が不安で手が出せずにいたところ。

そこへ、モバイルバッテリーやUSB充電器の高品質さ&丁寧なユーザーサポートでお馴染みのAnkerが家電に参入、 しかもそのラインナップの中に掃除ロボがあるということで、 思い切って買ってみることにした。

(僕自身モバイルバッテリーや充電器でAnker製品は愛用しているところ。推しメーカーである。)

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Nexus5Xに買い換えてみた

これまではプライベートの端末としてはNexus5を使っていた。

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値段の割に性能はそこそこあって発売から2年半した昨今でもそんなに不足を感じることは無かったし、 何よりサイズもちょうど良くて使いやすく、 個人的には非常に気に入っていた携帯端末だった。

だが、それ故に酷使してしまったせいかバッテリーが膨らんできてしまい、 ここ数週間は残り30%位の表記でも電源が落ちるようになってきてしまった。


VRが気になる身としては秋まで様子見したい気持ちもあったものの、流石に実生活に差し障りがある。

バッテリー交換という手もあったが、データの移行先が無い状態で万が一文鎮化されるとまずい。

それに16Gの容量で運用するのもつらくなってきた。

そんなわけで色々と悩んでいたのだが、Nexus5Xが結構値下がりしていたので思い切って買い換えてみることにした。

(つなぎのつもりならZenfoneもありかと思ったけど、やっぱりPure GoogleなNexus端末が好きなのだ)

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『屍者たちの帝国』感想

書き下ろし日本SFコレクション NOVA+:屍者たちの帝国 (河出文庫)

書き下ろし日本SFコレクション NOVA+:屍者たちの帝国 (河出文庫)

昨年には映画も公開された『屍者の帝国』のトリビュート作品集。

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(映画の脚本にはいささか不満な点はあるが、この作品の世界観が美麗な映像として表現されていて一見の価値はあると思う)

この本の前にも『伊藤計劃トリビュート』と題した書籍が出版されていたが、 あちらが必ずしも伊藤計劃氏と関わりのあるものばかりでは無かったのに対し、 こちらは『屍者の帝国』の世界観を用いた作品集となっている。

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『デッドプール DEADPOOL』感想

世間じゃ結構好評ということで観てきた。


低予算ということもあってキャストは最低限で特殊能力の演出も控えめながら、 全編にわたってネタが満載・アクションもキレッキレ、 それを巧みな時系列操作で配分して飽きさせない作りとなっている。

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