Vita初期の名作という評判を聞き、本体と同時に購入していた本作。
GRAVITY DAZE 重力的眩暈:上層への帰還において,彼女の内宇宙に生じた摂動 PlayStation Vita the Best
- 出版社/メーカー: ソニー・コンピュータエンタテインメント
- 発売日: 2013/04/25
- メディア: Video Game
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「空に落ちる」感覚は新鮮でありながらも爽快で、本作の広くて美しい箱庭の世界を冒険するだけでもなかなか楽しい。
操作は難しいかったけれど
画面タッチあり傾きセンサーあり、そして操作パターンも多くて、アクションゲーム苦手おじさんな僕には正直厳しかった。
特に重力スライドを駆使しなければいけない中盤は苦しくて、地球防衛軍2にハマってしまったこともあってしばらく積んでいたいた。
だが、数ヶ月置いてひさびさにプレイしてみると、Vita自体に慣れたのもあってか何とか思ったように操作できるようになった。
そしてジェム集めをしてステータスアップして、ある程度余裕を持って動かせるようになると、俄然操作するのが楽しくなってきた。
エイムは無理して傾きセンサーを使うのではなくスティックで操作するようにし、ゲージ消費の必殺技も勿体ぶらずにどんどん使っていくスタイルにしたら、ボス戦もサクサクこなせた。
操作難度はそこそこあるがゲーム性自体の難度(敵が硬いとか早いとか)はそこまででもないので、プレイヤーの上達とゲーム内のステータスアップでどんどんプレイの自由度が上がっていく、結構良いバランス感だったのではないだろうか。
美しい重層的な浮遊都市
操作に慣れてジェム集めが楽しくなってくると、俄然ゲーム世界の表現の美しさが目に入るようになる。
スチームパンクっぽい美術は単純に好みだし、描画限界距離の処理を近づくと雲や靄が晴れていくような表現にしたのには違和感が無く、美しさすら感じる程だった。
そして「重力を操る」というゲーム性故、単なる面積以上に空間の広がりを感じられた。
マップ移動ではロードが無いことも相まって、単にマップを飛び回るだけでも爽快感があった。
次作を感じさせるストーリー
個人的には中盤〜終盤を一気に進めてしまったこともあってか、話がサクッと進んだ代わりに、ストーリーの中で消化されなかった部分が気にもなった。
- 想像主とは?
- 子どもたちはどうなるのか?
- 結局のところ重力姫とは?
このあたりは各種イベントで次作が示唆されており、期待して待ちたいところ。
個人的には「下層の子どもたちのステージで1年経過」あたり、相対性理論における重力と時間との関連性を彷彿とさせられて興味深く思う。現実の科学との接続性のあるファンタジーってツボなんだよな。
Hdge technical statue No.4 グラビティ・キトゥン
- 出版社/メーカー: ユニオンクリエイティブインターナショナル
- 発売日: 2014/09/17
- メディア: おもちゃ&ホビー
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