僕の周辺では全く話題に上ってなかったんで危うく見逃すところだったけど、 傷物語の映画の2部目が上映されてたようなんで観に行ってきた。
【Amazon.co.jp限定】傷物語
- 出版社/メーカー: アニプレックス
- 発売日: 2016/12/21
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感想を述べようにも、いうべきことは前回とほとんど変わらない。
非常に画的には力が入っており「おっ」と思う場面はかなりある。
前回にも増して羽川や忍は妙なエロさを纏っているし、 暦の体格の描写もなるほど説得力を持って感じられた。
が、やはり全体に演出が過剰というか冗長というか、観ていてかなりたるい印象を持ってしまった。
本来モノローグが担うであろう箇所を絵の力で埋めるというのが本作のテーマなのかもしれないが、 正直それが上手くいっているとは思えない。
幸いにして今回は後半に戦闘パートがあるため、前回と比較すると「たるさ」は緩和されているが、 そもそもこの物語シリーズっておそらく意図的にバトルを売りにすることを避けてるわけで、 分かってみている分には良いけど、原作未読者には尻切れなように映るかもしれない。
全体になんというか「ファン向けだなー」という印象。
絵は確かに凄いんだけど、じゃあそれだけで満足かといわれると「うーん」という感じだし、 物語の展開はすごーく緩やかなんでこれといった感想を持てないし。