観てきましたアベンジャーズ最新作インフィニティ・ウォー。
見応えのある場面は多かったしラストにはびっくりしたけれど、物語としてはちょっと満足度低めかなー。
『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』がチョイ役かと思いきや結構重要な役どころだったんだけど、未見だったのは痛かった。
かつて幻視した通り、強大な力を持つサノスは6つのインフィニティ・ストーンを求めて宇宙のあらゆる惑星を侵攻していた。
地球より先に侵攻を受けたアスガルドは全滅、ソーは敗北し、次元を渡る力を秘めたスペース・ストーンは奪われてしまった。
時間を操るタイム・ストーンを所持しているドクター・ストレンジは攫われ、それを救いにアイアンマン・スパイダーマンは敵の宇宙船へと乗り込んでいく。
一方もう一つのインフィニティ・ストーン、マインド・ストーンを持つヴィジョンは、ワンダを守るために自らの命と引き換えに石を破壊するように頼むのだが・・・
お祭り映画らしく、あらゆるマーベルヒーローが勢揃い。
アイアンマンの新しい変身方式やスパイダーマンの新スーツは格好良かったし、トニー・スタークとドクター・ストレンジという高慢おじさん2人のからみなんかはあざといことこの上ない。ガーディアンズ オブ ギャラクシーのコミカルなノリには劇場からも笑いが起こっていたし、魔術を駆使した異次元の共闘はとても迫力があった。
流石にこのあたりは売り物を良くわかってるというべきか、絵面・場面としての盛り上げ方はよくできている。
ただ、物語はいくら何でも大雑把でとっ散らかりすぎている印象が拭えない。
サノスの行動原理が今ひとつ納得がいかない。いや、「わけが分からない狂人」な敵ならそれはそれで良かったと思うんだけど、理知的で情もある描写をしていて、一応説明自体はされるもんだから余計に「?」が浮かんでしまう。そんな理由で全宇宙を巻き込んだ無理心中する必要あるの的な。
ヒーローたちもご都合主義的に弱体化してピンチをわざわざ作ってる風にしか見えない。ヴィジョンさんいくら何でもその体たらくは・・・あの場面でバリアを開ける意味とは・・・全てが終わってしまった後で気づくって、どんだけ連携悪い組織なんだよ・・・
そんなわけで、個々には見栄えのするシーンはいっぱいあったのだけれど、全体としてはなんだかなーという印象の作品となってしまった。
でもまあ、シビル・ウォーやブラックパンサーにグッと来たから勝手に期待値上げてたけど、冷静に考えてみるとアベンジャーズシリーズって元々そんな感じでしたな。
とはいえ、せいぜいゲスト程度の扱いだろうと予想していたガーディアンズの面々が意外と重要なポジションだったし、一応チェックしとかなくちゃなー。
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最後のあれは、どうやら来年公開予定の『キャプテン・マーベル』らしいけど、どうなんだろうなあ。
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