そんな今日この頃でして、、、

コード書いたり映画みたり。努力は苦手だから「楽しいこと」を探していきたい。

『ハン・ソロ』感想

 スターウォーズというと過去の作品は半ば教養のつもりで押さえている程度だったし、ここ数年の作品も今ひとつピンと来なかった身としては期待度が低かった本作。おまけに米国では大コケだったという話も耳にしてだいぶモチベーションも低かったんだけど・・・いちおう観に行ってきましたさ!

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 青年ハンは恋人のキーラと共に、工業惑星コレリアでの使役されるだけの生活から脱する機会を伺っていた。違法に取引されている高エネルギー燃料コアクシウムを盗み取り、賄賂によって船へと乗り込もうとする。だが、その企みは失敗しキーラは捕らえられてしまう・・・


 流石にお金がかかっているだけのことはあってビジュアルは大変に良い。コレリアでのホバーカーによるカーチェイスやベケットと共にコアクシウムを運搬する列車の襲撃など、次々とテンポよく見栄えする展開が連続するので、単純に「騙し騙されアウトローの冒険譚」として観る分にはそれなりに楽しめる。

 ただ、そのドッタンバッタン展開の間に「え、それフォローなしに進んじゃうの?」とか「いやいや流石に都合良すぎない?」とか思っちゃう場面が多すぎるのが難である。ベケットとの出会いまではまあ良いにしても、なんで都合良くアンドロイドが反乱起こしてくれるのよ、ランドあんなに感動的な場面を演じといてミレニアム・ファルコン号渡すのあっさり過ぎない?最後の展開にリアクションは無いの!?


 そんな感じで、頭空っぽにして眺める分にはアクション豊富でコロコロ場面が移り変わって楽しくはあるんだけど、冷静に考えると何だかなーって作品であった。スターウォーズというと歴史があるので妙に高尚なものと捉えてしまうが、思い返してみれば元々そういう娯楽作品だったのかもしれない。ポップコーン片手に主人公たちの活劇に気持ちよく浸る、そういう神話なのだ。